北朝鮮が最近、非武装地帯(DMZ)韓国側地域に埋設した「木箱地雷」は松の木で作られた対人殺傷用地雷である。(提供:news1)
北朝鮮が最近、非武装地帯(DMZ)韓国側地域に埋設した「木箱地雷」は松の木で作られた対人殺傷用地雷である。(提供:news1)
北朝鮮が最近、非武装地帯(DMZ)韓国側地域に埋設した「木箱地雷」は松の木で作られた対人殺傷用地雷である。

 木箱地雷は第2次世界大戦で旧ソ連軍が使用して初めて知られ、その後北朝鮮も技術を伝授され主力地雷の1つとして使用している。

 ふた付きの木箱型の地雷1個あたり、重さは約420グラム程度で、長さは22センチ、高さは約5センチ、幅は9センチほどだ。

 箱の中にはTNT爆薬220グラムが入っており、起爆装置であるMUVヒューズ、安全ピンとボール、バネなどが装置されている。

 殺傷半径は最大2メートルで、1メートル位内の近距離で爆発した場合は肺まで損傷するほどの威力を発揮し、命を失うこともある。

 今回被害に遭った韓国将兵2人は、足首を切断する重傷を負った。

 また3.5メートル以内でも鼓膜が破裂し、13メートルの距離の窓ガラスも破損するほどに強い爆発力を持っている。

 木箱地雷は、上段に約10キロの重さが加わると爆発するように設計されており、箱のふたを無理に開けようとしても圧力により爆発する。

 最近では、プラスチックが使用された改良種もあることがわかった。木やプラスチックの材質のため、地雷探知に主に使用される金属探知機で発見することができず、危険だ。

 特に、夏場は多くの雨により北朝鮮側が設置した木箱地雷が流失され韓国側へ流れてきて民間人の負傷者が発生することもある。

 また、松の木で作られているため、最近作られた地雷であるほど強く松脂の匂いがするのが特徴だ。

 韓国軍は、今回のDMZ挑発に使用された木箱地雷の破片も強い松脂の匂いがし、鉄材部品もさびていない状態で維持されているため、該当地雷は流失されたものではなく、最近まで北朝鮮軍により補完された地雷だと判断されると明らかにした。


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