キム・ボムス の最新ニュースまとめ
ドラマ「海神」、「チェオクの剣」、「総合病院2」、「シークレット・ガーデン」、「ハイド・ジキル、私」、「プロデューサー」、映画「悲しみよりもっと悲しい物語」など多数のOSTに参加した他、数々のヒット曲を放ち、抜群の歌唱力で多くのファンを魅力する彼が、9月12日に開催する東京コンサート「キム・ボムス Concert in Tokyo」に先立ち、8月21日(金)、東京・銀座GINZA K PLACEにて記者会見を行った。
トレードマークのメガネをかけ、笑顔で現れたキム・ボムスは、「お忙しい中、このように多くのメディアの方がお越しくださり、ありがとうございます。今回は、同じ事務所に所属する『LADIES'CODE』のリセさん、ウンビさんの追悼コンサートに参加するため来日しました。本当はメディアの皆さん一人ひとりと余裕を持ってインタビューに応じたかったんですが、同行しているアーティストも多い関係で、記者会見になったことをご了承ください。短い時間ですが、いろいろな質問に誠心誠意お答えします!久しぶりに日本に来て、インタビューに臨むことになり、ワクワクしています。きょうは本当に来てくださりありがとうございます」とあいさつし、人柄の良さをにじませた。
今回は、会見場の中央に大きな机が配置され、キム・ボムスを囲むように記者が座るというアットホームな雰囲気だったため、キム・ボムスもリラックスした様子で、自分の思いを饒舌に熱く語った。
<B>―9月12日にいよいよ日本でコンサートを開催しますが、準備はいかがですか?今の心境を教えてください。</b>
久しぶりの日本公演なので、すでにワクワクしています。日本のファンの皆さんに会えると思うと、胸が高鳴りドキドキしてきます。今は韓国でたくさん準備をしています。久しぶりなので、皆さんにごあいさつをするという気持ちで、歌だけでなく、これまでどう過ごしてきたのか、トークもしながらコミュニケーションを図り、楽しく過ごしたいです。そして、今の日本での韓流、K-POP事情もとても気になりますので、皆さんに聞いてみたいです。とにかく、楽しくステキな時間、そして歌で感動を届ける時間を設けたいと思うので、一生懸命準備しています。
<B>―コンサートで、日本のファンにどんなパフォーマンス、ステージを見せたいですか?</b>
久しぶりに日本のファンの皆さんにお目に掛かれる公演なので、気合を入れて準備しています。今回の公演のコンセプトは、アンプラグド、一言で言うとアコースティックコンサートです。会場は、観客との距離が近いので、僕の息遣いや感情なども届けたいという思いで、ヒット曲をアコースティックバージョンで披露しようと思っています。
<B>―日本に対してはどれくらい関心をお持ちですか?好きな食べ物などはありますか?</b>
日本は好きな国で、特に日本の食べ物は大好きです。なので、日本に来るときは、必死でダイエットをしてからきます。たくさん食べなきゃいけないので(笑)。日本にはおいしいものが多いので、すぐ太ってしまうんですよ。今回は久しぶりなので、今まで来られなかった分、いろいろ食べようと思って、ダイエットをしてきました!それから、日本は文化や礼儀はもちろん、アーティストを一途に愛し、リスペクトするファンの方たちの姿に毎回感動させられます。そういう部分が、大きな力になるし、逆に皆さんからエネルギーをもらってきたと思います。今回のコンサートも、僕にとってはエネルギーをもらえる時間になるのではないか、とすごく期待しています。
<B>―最近、韓国ではどんな活動をされていますか?</b>
僕は「顔のない歌手」として有名だったんですが、4年ぐらい前、音楽サバイバル番組「私は歌手だ」に出演してから、韓国では急激に忙しくなり、大きな変化が訪れました。たくさんの方の応援を受け、ライブをしたり番組に出演したりしながら、過ごしてきました。ことしは、出演者が実力者か音痴なのかを当てるという独特な番組「君の声が見える」に出演し、「SUPER JUNIOR」のイトゥクさん、芸人のユ・セユンさんと一緒に初めてMCにも挑戦しました。今は多忙な時期は過ぎ、落ち着いてきたので、本腰を入れて、歌手本来の姿をお見せしようと、全国ツアーを展開中です。それから、未熟ながら、昨年に続き、ことしもオーディション番組「スーパースターK7」の審査員を務めています。それなりに忙しく、やりがいを感じながら、有意義な時間を過ごしています。
<B>―名曲「会いたい」をはじめ、多数のドラマOSTに参加されていますが、最近はどんなOSTに参加されましたか?</b>
ヒョンビンさんの除隊後初の復帰作「ハイド・ジキル、私」のOST「ただ君だけ」や、「プロデューサー」のOST「愛の始まりは告白から」に参加しました。「天国の階段」のOSTに参加したころは、1年に3作ぐらいのOSTに参加していたんですが、久しぶりに2作品に参加しました。特に、「愛の始まりは告白から」はカバー曲なんですが、このドラマは日本をはじめ、アジア地域でも放送されると思うので、ぜひ応援してください!
<B>―自身がOSTに参加したドラマは見るほうですか?</b>
基本的には自分が大好きなので、自分が出演した番組だけ見るほうです(笑)。でも、やっぱり自分の音楽が流れる番組はチェックします。どのように曲が使われたのか、プロデューサー的な見解でも見ています。「プロデューサー」は久しぶりのOST参加だったので、楽しく見ました。曲がドラマにも合っていたと思うし、やりがいを感じました。
<B>―新しいジャンルに挑戦してみたいという思いはありますか?</b>
以前、日本でインタビューを受けたとき、僕の音楽のベースはブラックミュージックで、R&B、ソウル、ゴスペルに関心が高く、そういうジャンルに挑戦したいと答えたんですが、昨年11月にリリースした新譜「HIM」がジャンルへの挑戦、ジャンルに対する渇望を癒やせたアルバムに仕上がったと思います。「HIM」は8枚目のアルバムなんですが、「会いたい」は3枚目のアルバム収録曲だったので、時間が経つのは早いなと思います(笑)。
<B>―「HIM」のタイトル曲は「家ご飯」ですが、最近お母さまの手作りのご飯を召し上がりましたか?</b>
まず、「HIM」というタイトルは、英語で「彼」という意味の「him」と、韓国語の「ヒム(=ちから)」という2つの意味を込めているんですが、皆さんを曲で力づけたいと思い、これまでのバラードのソフトなイメージを一新して、ヒップホップ、R&Bといった力強い曲に挑戦しました。タイトル曲の「家ご飯」は、疲れて帰ったときに食べた家ご飯に癒されるという内容で、「家ご飯」は心温かいワードなので、母の味を恋しがる会社員や、僕のように一人暮らしの独身男女を元気づけられたらいいなと思いました。僕も一人暮らしをして、6年になります。実家まで、40分から1時間ぐらいなんですが、忙しくてなかなか行けないので、母の味が恋しいです。
<B>―お母さまとの楽しいエピソードがあれば教えてください。</b>
母が馬山(マサン)で服屋をやっていたんですが、夜遅くにソウルまで卸に行って、明け方帰ってくるという生活をしていたので、母が遊びに行っているのではと思ったこともありましたが、ろくに睡眠もとらずに、市場に行って帰ってくる姿を見て、とてもありがたいというか、切ない気持ちになりました。楽しいエピソードではありませんが、母といえば、そういう姿を思い出します。
<B>―常にメガネをされていますが、メガネを選ぶポイントはありますか?</b>
メガネは僕にとって、一種の補正下着のようなものです(笑)。実は僕、視力がとても良くて、メガネを外しても皆さんのことが鮮明に見えるんですよ。(メガネのフレームに指を入れ)空洞で、レンズがないんです(笑)。でも、メガネを外せと言われると、下着を脱げと言われているようで、顔が赤くなってしまいます。だから、重要なアイテムです。僕にとって、容姿を輝かせてくれるアクセサリーなので、メガネを選ぶときは必ず試着し、フレーム、大きさなど自分に合うものを買います。韓国では、いつもメガネをかけているので、メガネの会社が協賛してくれたり、特注で依頼をしたり、メガネは切っても切り離せない運命的なアイテムですね。
<B>―尊敬するアーティスト、ロールモデルになったアーティストはいらっしゃいますか?</b>
韓国のアーティストの中では、ロールモデルはイ・スンチョル先輩、女性では何度も言っていますが変わらずイ・ウンミ先輩。海外アーティストでは、ブライアン・マックナイトさんや、スティービー・ワンダーさんの影響を受けたし、最近ではトレンドをリードするアーティストの音楽は斬新な曲が多く、好きなのでよく聴いていますね。ブルーノ・マーズやジョン・レノンの音楽もよく聴いています。
よい待遇を受けた経験がなかったので、最初はとても不思議だったし、こんなに愛されているということが信じられませんでした。たしかに、食事をしているとき、周りからの視線を感じると、以前のように気楽に食べられなくなって、不便さを感じることもありますが、良いことのほうが多いです。今はそういう芸能人生活に慣れてきたし、一般の方に歓迎されるのがとてもうれしいので、以前だったら人目を避けようとしていましたが、今では自分からあいさつしたりする余裕も生まれてきました(笑)。
<B>―キム・ボムスさんは“ボーカリストの教科書”と呼ばれるぐらい、歌手が憧れる歌手として、後輩歌手のロールモデルにもなっていますが、ご自分ではどうしてだと思われますか?</b>
すぐ答えるのが恥ずかしいですね。ハハハ。僕が教科書だと言われるのにふさわしいかどうか、よく分かりません。歌がうまい歌手はたくさんいるし、自分よりも飛び抜けてうまい後輩もたくさんいるので、自分ではそんなふうに思わないし、ちょっと照れくさいです。後輩たちともお互い向上しながらやっていきたいです。
<B>―ファンにメッセージをお願いします。</b>
まずはメディアの皆さん、お忙しい中、お越しいただきありがとうございました。久しぶりに日本に来たにもかかわらず、僕に大きな関心を持ち、応援してくださり、ありがとうございます。今回の公演をきっかけに、日本で頻繁に活動できるようになったらいいなと思います。今回の公演に向け、一生懸命準備しているので、たくさんの方に来ていただき、良い思い出を作り、感動できるステキな時間を過ごせたらうれしいです。9月に会いましょう!ありがとうございました!
冒頭でのあいさつ「誠心誠意お答えします」。通訳泣かせ(!? )なほど、一つ一つの質問に時間をかけ、丁寧に答える姿は、まさに“誠心誠意”そのもの。時には真剣に、時にはユーモアを交えながら、記者陣を飽きさせない話を展開し、結局、予定の時間をオーバーして会見は終了となった。
韓国を代表するボーカリストでありながら、親近感を与える雰囲気で、言葉の端々から誠実さが伝わってきたキム・ボムス。久しぶりの日本公演となる9月12日の東京コンサートで、どんな姿を見せてくれるのか楽しみだ。
キムボムス記者会見
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