【ソウル聯合ニュース】国際サッカー連盟(FIFA)次期会長選挙に出馬したFIFA元副会長の鄭夢準(チョン・モンジュン)氏は3日、ソウル・サッカー会館で記者会見し、アジアサッカー連盟(AFC)がライバル候補のプラティニ欧州サッカー連盟(UEFA)会長のために不正選挙運動を行っていると主張した。 鄭氏は、AFCのサルマン会長が加盟国・地域に送った書類のコピーを不正選挙行為の証拠として公開した。書類はプラティニ氏をFIFA会長に推戴するという内容の推薦書で、AFC加盟国・地域はプラティニ氏以外は誰も支持しないという内容も含まれている。 鄭氏は「FIFA会長を推薦できる権利は加盟国固有の権限だ」とした上で、大陸連盟が影響力を行使しようとする行為はFIFAの規定に違反すると指摘した。 その上で、「万一、AFC会長やUEFA会長の地位を基盤に選挙に介入しようとしたのであれば、選挙の基本原則とFIFA規定に違反している。ほかの候補の権利を根本的に侵害する明らかな不正選挙だ」と強調した。 鄭氏は、AFCだけでなくアフリカサッカー連盟(CAF)でも同じようなことが起きたことを確認したと明らかにした。CAF名義で加盟国に同じような推薦書が送られたが、CAFが不適切だと判断し訂正したことが把握されたと説明した。 鄭氏は先月31日、FIFAの選挙管理委員会と倫理委員会の委員長宛て公式書簡を送り、サルマン氏とプラティニ氏に対する徹底した調査と推薦書の無効化を要請した。 鄭氏はプラティニ氏に対しても、FIFAの調査を待たずに立場を表明するよう求めた。 hjc@yna.co.kr
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