北朝鮮の高麗航空の旅客機(資料写真)=(AP=聯合ニュース)
北朝鮮の高麗航空の旅客機(資料写真)=(AP=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮住民の海外渡航自由度が世界最低水準であると評価された。 米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)は23日、国際航空運送協会(IATA)の資料を引用し北朝鮮の旅券所持者がビザなしで訪問できる国は44カ国にすぎないと伝えた。 北朝鮮住民がビザなしで訪問できる国はバングラデシュ、カンボジア、モンゴル、エジプト、モザンビーク、トーゴ、タンザニアなど、アジアやアフリカ地域に集中している。 2013年に39カ国、昨年は42カ国だったのに比べわずかに増加しているものの、依然としてほかの国より圧倒的に少ない。 英コンサルタント会社のヘンリー・アンド・パートナーズは、「国連加盟国の国民が平均で97カ国にビザなし訪問できるのに比べ、北朝鮮はその3分の1の水準だ」と説明した。 また、これは相手国が審査を経ていない北朝鮮住民の入国を望まないことを意味するとした上で、国際社会の北朝鮮に対する否定的な評価が反映されていると分析した。 カナダの金融関連会社、アートン・キャピタルは毎年上半期に発表している各国の「パスポート・パワー・ランキング」で「北朝鮮の海外渡航自由度は国連加盟国の下位10%水準だ」と評価した。 一方、同ランキングでは147カ国をビザなしで訪問できる英国と米国が1位タイとなった。韓国は145カ国で、ドイツ、フランスと共に2位タイ。日本は143カ国だった。 sjp@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0