韓国の人気オーディション番組に出場し名を知られた女性歌手が車内で自殺しているのが発見された。

 オーディション番組以降、デビューに成功したが、歌手としての活動はうまくいかなかったことが伝わった。

 2009年、「SUPER STAR K」シーズン1に出演した歌手キム・ヒョンジ(享年30)。

 当時、爆発的な歌唱力で注目を浴びた彼女が全羅北道(チョルラプクト)の益山(イクサン)の山中に止められた車の中で死亡しているのが発見された。車内には30代男性2人も共に死亡していた。

 彼らを発見したのは該当車を探していたレンタカー会社の社長。GPSを追跡して車を発見したところ、キム・ヒョンジらが死亡していたというのだ。車内からは携帯用ガスレンジと焼酎の瓶と燃え残った練炭も見つかった。

 キム・ヒョンジはオーディション番組出演から自身の名前を掲げたアルバムも発売したが、仕事がうまくいかず、2013年に再び別のオーディション番組の門を叩くなど苦労していたことがわかった。

 警察はうつ病に見舞われていたキム・ヒョンジが他人と共に車を借り、自ら命を絶ったと見て、正確な経緯を調査している。