警察によると、ソン前院長とサムスンソウル病院は、ことし6月3日から7月3日までソウル市江南(カンナム)区にあるサムスンソウル病院で新種感染病第4群に該当するMERSに感染したと約1000人を診断したが、保健当局に連絡するのが遅かった容疑がかけられているという。
関連法令によると、新種感染病第4群に該当する病気にかかったと疑われると診断した医師は、これを病院長にすぐに報告し、病院長はそれを遅滞なく管轄保健所長に連絡しなければならない。
しかしサムスンソウル病院側は、MERSの疑いがあると診断したにもかかわらず、25日後に管轄保健所へ連絡したことがわかった。
江南保健所は「サムスンソウル病院がMERSの疑いがある患者がいたことを保健当局にすぐに報告しなかった」とし、ソン前院長とサムスンソウル病院に対する告発状を8月初めに警察に提出していた。
告発状が受け付けられたことにより、警察は江南区保健所の業務担当者とサムスンソウル病院の関係者、ソン前院長を召喚して捜査し、告発状やサムスンソウル病院から提出された資料などを分析した。
さらに疾病管理本部に主な争点事項に対して質疑するなど、多角的な捜査を進めてきた。
その結果、警察はソン前院長とサムスンソウル病院側が管轄保健所への報告が遅れた点を認めたため、これを書類送検した。
MERS騒動により非難されたソン前院長は、10月初めに院長職を辞任していた。
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