ペク・チャスン（白嗟承）、阪神タイガースの入団テストに不合格

日本プロ野球・阪神タイガースの入団テストを受けたペク・チャスン（ベク・チャスン、35）に不合格が下された。

　阪神の入団テストを受けるため最近、キャンプに合流したペク・チャスンは13日、高知県・安芸市営球場にておこなわれた阪神の紅白戦に先発登板し、1イニングで2被安打・1奪三振・1失点を記録。この日の試合は雨が降る悪条件の中おこなわれたが、ペク・チャスンは当初の予定通り、イニングをすべて消化し、最終テストを終えた。しかし、結果は不合格となった。

　ペク・チャスンは今シーズン、千葉ロッテ2軍で計4試合に出場し、1勝・平均防御率3.95を記録。1軍のステージには一度も立てなかった。先月、千葉ロッテはペク・チャスンと再契約しないことを明かした。

　ペク・チャスンは釜山高校3年の1998年9月、日本・大阪で開かれた第3回AAAアジア野球選手権大会に出場したが、怠業を理由に大韓野球協会から永久除名された。

　高校卒業後、米国メジャーリーグのシアトル・マリナーズに入団。2004年にメジャーデビューし、2005年に米国の市民権を得た。2008年までメジャーリーグで走ったペク・チャスンは通算59試合に登板し、16勝18敗・平均防御率4.83を記録した。2011年末に日本プロ野球・オリックスに入団したが、1軍には足を踏み入れることができなかった。

　その後、ことし2月に日本ハムの春季キャンプで入団テストを受けたが不合格。ベースボール・チャレンジ・リーグの武蔵ヒートベアーズでプレーすることとなった。そして去る7月30日、千葉ロッテが獲得したものの、1軍出場はならずに先月、契約満了を迎えた。