呉昇桓、MLBウインターミーティングに参加…阪神残留の可能性も

守護神オ・スンファン（呉昇桓）がメジャーリーグ進出のために力強い一歩を踏み出す。オ・スンファンは、エージェントであるスポーツインテルジェンスグループのキム・ドンウク代表と共にMLBウインターミーティングに参加するため、今週末頃にアメリカに向かう。

オ・スンファン の最新ニュースまとめ

　2年前に韓国・三星ライオンズの許可を得て海外進出を果たしたオ・スンファンは、阪神など日本の球団から積極的なラブコールを受けていた一方で、メジャーリーグの球団からのオファーは多くなかったのが事実。当時、オ・スンファンは非公開入札でメジャーリーグ進出が可能だったが、入札額もそれほど大きくなかったと見られている。

　オ・スンファンは昨年、日本に渡って2年連続セ・リーグのセーブ王を獲得し、価値を認めさせた。メジャーリーグの球団も韓国より日本を高いレベルだと見ているが、オ・スンファンが阪神の頼もしい守護神として最高の活躍をしていたため、野球の本場でも最高レベルの活躍ができるという確信を持ったようだ。

　メジャーリーグのある球団スカウトは「オ・スンファンに対するメジャーリーグ球団の認識は変わった。日本で2年連続セーブ王を獲得するなどで証明された。年齢は障害にならない。2年前と違って自由の身になったというのが、メジャー進出に肯定的な影響を及ぼすだろう」と述べた。

　また阪神との再契約の可能性も残っている。阪神との再契約が完了していないため、保留者名簿から除外されているが、自由の身であるため、阪神だけでなく日本の全球団との協議が可能である。

　オ・スンファンの知人は「今日までが協議期限だが、契約はされていないので、保留者名簿から除外されただけ」とし、「明日（12月1日）から完全なFA身分となる。阪神側は変わらずオ・スンファンとの契約を望んでいる」と説明した。