キム・スヨン の最新ニュースまとめ
詩人キム・スヨンの詩をパロディーにした学生たちの声は、今月5日、警察による第2回民衆総決起集会の不許可、政府・与党の「覆面デモ禁止法」推進など、表現の自由が萎縮された状況を皮肉って、学生たちの間で広がっている。
12日、高麗大と警察によると、今月9日に高麗大学政経大学の裏門に張られはじめた「金日成、万歳」の掲示物が数十枚に増えたという。
キム・スヨンの詩は、「『金日成、万歳』韓国の言論の自由の出発は、これを認めるところにあるが、これさえ認めればいいのに」と始まる。「これを認めないことが、韓国政治の自由だと、場面だという官吏が言い張って、私は目覚めるしか」と締めくくる。
イ・スンマン元大統領の長期政権を反対する4・19革命が起きた1960年に書かれた詩である。
この詩が55年を経て壁新聞に初登場したのは、先月30日の慶熙(キョンヒ)大学だったが、一日で学校の行政室によって撤去された。
続いて9日、高麗大学政経大学の裏門掲示版に初めて張られたが、翌日の夜に40代男性2人がこれを無断撤去した。
当時、これを目撃したという学生は、「夜8時頃だった。中年男性2人が『高麗大にこんなものを張ることができるのか、ここは金日成大学か』と言いながら壁新聞を破って、警察が持って行った」と述べた。
しかしその日の午後、壁新聞ブームとなり、風刺が続いている。
数学科の学生は11日午後、友人らと共に壁新聞30枚を張った。詩の最初の句である「金日成、万歳」を、「朴槿恵(パク・クネ)は独裁者の娘」に変えて、4行目は「これを認めないことが、韓国政治の自由だと警察と検察が言い張っているので」と皮肉った。
彼は「朴大統領が“独裁者の娘”でないことが確かならば、このようなことを言えないとは何だろうか」と問い、「言論と表現の自由について、真面目な議論があったらいいのに」と述べた。
流行している“ネコ語”で風刺したものもある。詩の内容の下に「こんにちニャ、ネコです。判事さん、ご主人様をつれて行かないでくださいニャ。またはがさないでくださいニャ」と壁新聞の毀損を皮肉った。
学生は試験期間のため忙しい中、「金日成、万歳」壁新聞の関心持って見つめている。
ある学生は「私は北朝鮮をよく思っていないが、それとは別に表現の自由、自分の意見を述べる自由が保障されなければならないと思う」とし、「壁新聞の毀損が、一種のトリガーになると思う」と述べた。
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