韓国・国家人権委員会は15日、新兵に2か月余りに渡って繰り返し苛酷な行為をした義務消防員2人に対し、検察総長に捜査を依頼したことを明らかにした。
韓国・国家人権委員会は15日、新兵に2か月余りに渡って繰り返し苛酷な行為をした義務消防員2人に対し、検察総長に捜査を依頼したことを明らかにした。
韓国・国家人権委員会は15日、新兵に2か月余りに渡って繰り返し苛酷な行為をした義務消防員2人に対し、検察総長に捜査を依頼したことを明らかにした。また、人権委は該当消防署長に「義務消防員管理監督者に対する警告措置」を取ると共に、国民安全処長官に再発防止のため、全国市・道消防署に事件内容を共有するよう勧告した。

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 人権委によると、最古参選任であるAさん(23)は昨年夏、新兵Bさんを義務消防員生活館キャビネットに入るよう指示した後、扉を閉めて、「夜にいびきをかく」という理由から起きて立っているように命令するなどした。

 また、AさんはBさんを床に横にして膝で両腕を押した状態で「キム・ヨナ(フィギュア)が好きか?ソン・ヨンジェ(新体操)が好きか」と問い、Bさんが答えるや手で頭を殴るなどの苛酷行為をはたらいた。また、別の先任兵Cさん(22)は生活室のベッドのはしごの間にBさんの首を入れ押す行為をしていたことがわかった。

 調査の結果、彼ら2人の先任兵は共に、10回以上に渡り足でBさんの性器を踏み、また、Bさんにテレビ番組(内容)を真似させるなどの苛酷な行為を日常的におこなっていた。これらによりBさんは長期間、精神科治療を受け、病院などで計6回に渡り自害行為をするなどした。

 しかし、該当消防署側は当初、単純ないたずらとして認知し、特別な措置を取らずにいた。調査過程で該当消防署側は「B隊員が服務をつらそうにしていたことは知っていたが、内容を話さないため深刻ではないものと見なしていた」とし、「昨年冬、Bさんの父親に会い具体的な事実を聞いたが、既にA隊員は除隊した状況だった」と解明していたことがわかった。

 人権委はAさんとCさんの行為が「軍人服務規律」と「憲法」で保障する人格権と身体の自由を侵害したと判断し、検察に捜査を依頼した。

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