本人についてのレビューや評をよく読むというユン・ジョンシンが記憶している、悪評のひとつである。
ユン・ジョンシン の最新ニュースまとめ
敗北主義という言葉は悪評であると同時に好評だ。愛の前では誰でも強者になれない。みんなが愛の敗北者、愛にきわめて弱いものであるばかり、この評を書いた人も、陰では絶対にユン・ジョンシンの歌で心を癒されたはずである。
隠せない弱い部分を癒してくれる歌が、彼独特のバラードだ。
4年ぶりに10枚目のアルバムを出したユン・ジョンシンは、タイトルを『Behind the Smile』
と名づけた。映画音楽やコメディドラマ出演といった活動で明るく笑っていた顔の裏に隠れていた影と後姿についてのアルバムだ。
「今回のアルバムは、これまでの4年間の瞬間と時間のコレクション。生活の中でひとつずつ書いた曲が貯まってできたアルバムです。以前はアルバムに脈略をつけようとがんばったんですが、今回のアルバムはいいシングル曲が12曲入ったという感じです。タイトル曲『あなたに行く』はユン・ジョンシンのアルバムでしか聞けないバラードだ。別れた恋人に再会する直前の姿を、ロマンチックな声と繊細な歌詞で目の前に見えているように描写した。『休日』とモンスターも延長線上の曲だ。ところが、『かなり前のあの日』と『どうか』『Annie』よりは一層落ち着いた感じである。
「音楽をやり始めて15年経っているので、愛と別れ、恋しさの表現ひとつひとつが客観的に変わりました。以前は、悲しさや愛の刺激の部分を多く使いましたが、今はそうじゃありません。恋が終わってもまた新しい恋が芽生えて、別れを悲しんでいても違う恋が将来あるということを知っていますからね」「今回のアルバムを聞いて“O15B(コンイルオービー)”を思い出すという人が多い。歌詞カードに書いてある“チョン・ソグォン”という名前のせいでしょうが、『私の安否』や『消耗』のように、ユン・ジョンシンのバラードとは少々違いますが、聴き慣れているような感じのせいだと思います。
チョン・ソグォンさんと、わざと“あの時の音楽をやってみよう”と思ったわけではありません。ただ、やってきた通りの音楽を作って、それが015Bのような感じを受けるなら、かえって自然なことでしょう」注目されているミュージシャンのCLAZZIQUAIとDJ Soulsapeで知られているパク・ミンジュン、ハリムもそれぞれ『今日の天気』と『Lunch Menu』『Love Boat』で参加した。これらの曲は、全体的に彼らの個性でアルバムを軽快にしてくれる。ハリムは胸がワクワクする曲『You are so beautiful』をハーモニカーで演奏した。
15年間続けてきたバラード、新しい音楽に挑戦するかまたは、変身したいと思うことはないのだろうか。
「まだバラードというこのジャンルひとつだけでも、やってみたいことや試して見たいことがたくさんあります。周りの人たちが飽きても、僕さえ飽きなければいいと思います」ファンとの交流と反響を楽しんでいるという彼は、6月16~19日、オリンピックフェンシング競技場で、イ・ヒョヌとのジョイントコンサートを計画している。
Copyrights(C)yonhapnews & etimes Syndicate & wowkorea.jp
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