これに対し、朴教授は自身のSNSを通してコメントを発表。「まったく予想もしていなかった」としながら、「分かち合いの家(元慰安婦らが暮らす施設)の目的は、結局、私の名誉をいま以上に墜落させることにあるようだ」と明かした。
韓国に問題を投げかけている「帝国の慰安婦」の著者、朴裕河(パク・ユハ)教授とは?
朴教授は1957年生まれ、韓国・世宗大学の日本文学科教授として在職している。高校卒業後に来日し、慶應義塾大学文学部国文科を卒業後、韓国に日本近現代の文学・思想を紹介したいと早稲田大学文学研究科で学んだ。夏目漱石や大江健三郎、柄谷行人などの有名著書を日本語から韓国語に翻訳する活動もおこなった。
2013年に出版された「帝国の慰安婦」は、翌年(2014年11月)に「帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い」として日本語書き下ろしも出版された。
この著書をめぐって2014年6月、元慰安婦らが自身の名誉を傷つけたとして出版差し止めと損害賠償を求めて訴えた。
2016年1月13日、ソウル東部地裁は名誉毀損など原告側の訴えを認め、9000万ウォン(約900万円)の賠償を命じた。
なお、朴教授は著書「帝国の慰安婦」を通して、元慰安婦の名誉を棄損した容疑で刑事裁判を控えており、先月、国民参与裁判を申請した状態だ。
Copyrights(C)wowkorea.jp 0