オ・スンファン（呉昇桓）、阪神ファンに謝罪 「サヨナラが言えず、申し訳なかった」

メジャーリーグ進出を確定し、新たなシーズンを迎えるオ・スンファン（呉昇桓、33）が、前所属チームである阪神タイガースのファンに心残りを明かした。

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　米国フロリダ州・セントルイスで実施中のチームトレーニングに合流したオ・スンファンは24日（日本時間）、日本メディアとのインタビューで「ファンに対し、十分なあいさつができなかったことが心残り。サヨナラを言えずに日本を去ることとなり、申し訳なく思っている」と伝えた。

　オ・スンファンは去る2年間、阪神の守護神として活躍。2014年に39セーブ、2015年には41セーブを記録し、2年連続でセリーグ最多セーブ投手となった。

　しかし2015シーズン終了後、予告なしの別れがやって来た。海外不法賭博容疑を受けたことで阪神との残留協議が決裂し、オ・スンファンは米国に飛ぶこととなった。

　オ・スンファンは「回復まで、多くの時間を要した」とし、「今回の経験を通して野球、そしてファンがどれほど大切なのか、学ぶことができた」と振り返った。

　また「日本には、いまでも僕を応援してくれるファンがいるのか、わからない。たとえ、（現在の）ファンが一人だけだとしても、その思いに応えるためベストを尽くしてお返しがしたい」と思いを伝えた。

　インタビューは韓国語でおこなわれたが、”食べ物”の話題に及ぶとオ・スンファンは日本語を使い、「寿司、焼き鳥、鉄板焼き、広島つけ麺が好き」と話し、日本を懐かしむように笑顔を見せた。