労働組合は闘争の度合いを強めており、一方で会社側が飛行規定違反を指摘し飛行を拒否した機長に”待機命令”を下すなど、互いに強硬策で対抗している。
24日、大韓航空労働組合によると、去る21日午前、仁川発-フィリピン・マニア行きを操縦したパク某機長は「24時間の内、連続12時間勤務規定」を理由に、マニラ発-仁川行き路線の飛行を拒否した。
現行の航空法上、基準飛行時間は13時間で、気象悪化や故障発生など緊急時には14時間まで勤務が可能と規定。しかし、大韓航空と操縦士労働組合間の団体協約では、飛行時間を「12時間」と規定している。
パク機長がマニラ行き路線の運航を担当する場合、「12時間4分」の飛行時間となり、団体協約で規定した飛行時間を4分オーバーする。結局、該当路線は規定時間に反しない他の機長が飛行を担った。
大韓航空側は、運航規定を理由に飛行を拒否して乗客席に搭乗して帰国したパク機長に対し、すぐに独自調査を進め、待機命令を下した。
一方、労働組合側は去る19日と23日の2回にわたり、労働組合長名義で労働組合の行動指針を盛り込んだ「闘争命令」を通達し、会社側が操縦士に圧力をかけた場合には対処要領も案内している。さらに、会社側と経営陣を非難するステッカーを乗務員用バッグに付けて徹底抗戦を示唆した。
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