<b>チャン・ジン監督の独特な想像力+カン・ウソクのリアリズム=しっかりした“大衆性”</b>

16日に公開されたチャン・ジン監督の映画『神々しい系譜』を観て、出てきた観客たちの感想だ。『拍手する時に去れ』『小さな恋のステップ(原題:知り合いの女)』『ガン&トークス』などを通じ、独特の想像力と現実では起きそうにない偶然で、いわゆる“チャン・ジンスタイル”を構築した彼は、本当に変わったのだろうか?

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公開1週目にボックスオフィス1位に輝いたこの映画は、チャン監督がカン・ウソク監督と共に設立した映画会社(KnJ)で制作した2作目の映画であり、KnJを通じて披露されたチャン・ジン監督の初作品だ。映画の冒頭には“企画 カン・ウソク”という字幕が表示されるが、果たしてチャン・ジンの奇抜さの中に、カン・ウソクのDNAはどのくらい溶けているのか。

チャン監督が当初企画したエンディングは、“チャン・ジンスタイル”に忠実だった。トン・チソン(チョン・ジェヨン)とボスキム・ヨンヒ(ミン・ジファン)が対立している状況で、チソンがボスの車のフロントガラスを角材で殴ると、エアバッグが裂けてボスがショック死するというもの。しかしカン監督は、「観客が驚きの結末に、裏切られたと感じるかもしれない」ということで、現在の結末に変更された。

刑務所にいるチソンが、仲間たちと脱獄するためにトンネルを掘るシーンも、カン監督のリアリズムが反映された。元々、シナリオには囚人たちがトンネルを掘って管を発見し、その中に華やかな金冠があるのを見て喜ぶという内容だったが、カン監督の指摘によって映画から外された。チャン監督は「リアリズムの側面からして、多少度が過ぎたようだったので、カン監督の意見を取り入れた」と話す。

編集過程でも、カン監督のリアリズムへの主張は続いた。編集過程でカン監督が「映画後半部で、ジュジュン(チョン・ジュノ)がボスに銃を撃つが、ずっと無気力だった人物が突然そんな勇気が出るものか?」と話し、チョン・ジュノに「“度胸”をつけなければならない」と主張した。それにより、ボスの室長に歯向かったり陰口を叩くなど、チョン・ジュノのキャラクターが表れたシーンが追加された。

「映画は観客を辛くさせてはいけない」というカン監督の言葉に、チャン韓国は「この映画は制作初期から大衆性を考慮した作品で、カン監督は僕の短所をたくさんフォローしてくれた」と話しながらも、「チャン・ジンが変わったわけはない」と強調した。


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