女優ハ・ジウォン
女優ハ・ジウォン
ハ・ジウォンは、1997年にドラマ「愛よりもっと大きい愛」で女優デビュー。その後も「奇皇后(2013-2014)」や「シークレット・ガーデン(2010)」、「君を愛した時間(2015)」など、数々のドラマや映画に出演。そんな韓国を代表するトップ女優ハ・ジウォンが、2月28日(日)に「2016 HAJIWON 3rd FANMEETING in TOKYO You are the universe」を東京・新宿文化センターで開催した。

ハ・ジウォン の最新ニュースまとめ

 青いドレスで登場したハ・ジウォンは、生バンドの演奏と共にMISIAの「Everything」を熱唱。曲の途中で、「こんにちは!皆さん!本当に本当に会いたかったです!」と元気よくあいさつした。今回、司会を務めたユミから、1曲目を歌った感想を聞かれると、「皆さんが振っているペンライトが星のようでキレイです。本当に幸せです。」と、涙を浮かべながら、日本のファンに会えた喜びを伝えた。約1年ぶりとなる日本でのファンミーティングを、自身も楽しみにしていたようで「昨年1月24日に東京でファンミーティングをやりました。日本は自分の故郷に帰ってきたようなそんな感じがします。親戚の人に会うような感じで、心が落ち着きます。」と、日本を第二の故郷のように想っている様子を見せた。

 トーク中も終始、会場のペンライトの光に感動している様子で「ペンライトが本当にキレイです。宇宙の空間にいるような気分です。ファンの皆さんが、その空間を作り出しているんですね。」と、色とりどりのペンライトを眺めながら感嘆の声をあげていた。小さい頃から星や太陽、宇宙、月が好きだというハ・ジウォン。「6才の頃から願い事があると、空に向かってお祈りをしていました。私自身も宇宙、そして私を愛してくれる皆さんも宇宙です。みんながひとつになれればという意味を込めてタイトルを付けました。」と、今回のファンミーティングのサブタイトルである「You are the universe」の由来を明かした。

 2015年に出演したドラマ「君を愛した時間」のセットやスタジオの裏側を撮影した映像や、ハ・ジウォンのInstagramの写真を見たりしながら、プライベートな姿が垣間見られるトークが繰り広げられた。ハ・ジウォンにとってSNSは、ファンの皆さんと交流する大切な場でもあるという。「本当はこうやって頻繁に皆さんに会えればいいんですけど、それは難しいのでSNSで私のプライベートを自慢しています(笑)」と、お茶目な一面も伺えた。さらに「『今、こんな運動しているよー』、『美味しいものを食べたよー』など、私をもっと知ってほしいときにSNSを更新するので、皆さんも『いいね!』や『キレイだね!』などコメントをくださいねー!」と、ファンとのコミュニケーションにも積極的な姿勢をみせた。司会者からの「美容や健康のために気を付けていることは?」という質問には「レモン水を自分で作って、水筒に入れて持ち歩いています。あとは、美しい筋肉をつけるためにバレエストレッチもしています。」と、努力の賜物ともいえる美しさの秘訣を語った。

 Instagramの中の数ある写真の中から、皆さんに見せたい写真の1枚として選んだのがドラマ「君を愛した時間」のラストカットを撮影している様子。「韓国の文化では、ドラマの最終カットを撮るときに、スタッフと俳優の役割を入れ替えることがあるんです。スタッフさんが俳優になって、私が監督になるみたいな感じです。日本にもこういう文化はありますか?」と、ハ・ジウォンから司会者に質問をすると「私は残念ながらドラマに出たことがないのでわからないです(笑)」と、会場の笑いを誘った。すると「じゃあ、私が今度日本のドラマに出ます!日本で撮影がしてみたいです!」と、日本での撮影を強く願うハ・ジウォンに会場からは大歓声があがった。

 写真集の撮影のために、先日青森に訪れたというハ・ジウォン。空気の澄んだ大自然はもちろん、青森の日本酒やりんごなどご当地グルメも堪能したと話した。日本が大好きなジウォンは、「韓国は今、寒いし雪もすごく降っています。でも、日本は日差しが暖かくていいですね。いつも日本に来て心残りなのが滞在期間が短いことです。今度機会があったら公共交通機関を使って、自分の足で、友達も連れて、2か月ぐらい日本に滞在したいです!本当に本当に実現したいです!実は、今日どうしてもこれが言いたかったんです(笑)!」と、日本への想いを熱弁した。

 ドラマ「君を愛した時間」の撮影裏話では、「セットの机や棚に、アロマディフューザーやお気に入りの化粧品など、私物を持って行っていました。スタジオでいい匂いがするとスタッフさんからも好評でした(笑)」と、撮影現場でも場を和ませる存在だったことが伺えた。今回のドラマ出演を決めた理由については「今まで気の強いイメージの役が多かったので、今回の“隣にいそうなお姉さん”というイメージで、ささやかな毎日、平凡な姿をお見せしたかった」と、今までの役柄とは正反対な役を演じてみたかったと語った。

 トークの他にも、ユンナの「待ちながら」や「私、今ここに」など、この日のためにバンドメンバーと練習した歌をファンの前で披露。「歌はそんなに上手じゃないけど、最後まで楽しんでください。イマイチだなと思っても拍手してくださいね(笑)」と、照れながら歌う姿に、会場からは温かい拍手が送られた。

 バラエティ番組の撮影でフランスを訪れた際に出会ったドンキー(ロバ)を想って作詞した曲「あなたはジョイ」も披露。「楽しいことがあると、つい自分で作詞作曲して歌ってしまうんです。この時もドンキーがあまりにも可愛くて『ドンキードンキー』と歌っていたら、スタッフから『作詞してみますか?』と言われたので、遊びだと思って『いいですね!』ってジョイ(ドンキーの名前)についての歌詞を書いたんです。そして韓国に帰ったら本当に曲が出来上がっていて驚きました。よくよく見ると幼稚な歌詞ですけど、その時の気持ちを歌っているので大目に見てくださいね(笑)」と、曲が出来上がる工程を打ち明けた。

 今回が3回目となる日本でのファンミーティング。昨年、そして一昨年とはまたひと味違う時間にしたかったと、トークに歌にゲームに内容盛りだくさんのファンミーティングとなった。「今日は本当に楽しかったです。幸せです。ありがとうございます。私にとって私自身も宇宙であり、演技や家族も宇宙です。そして、私が大事に思っている宇宙がまだあります。それはファンの皆さんです。今日は最初に皆さんの顔を見たときから涙が出てきました。私が本当にツラい瞬間に皆さんから元気をもらいました。皆さんは『私の人生にとっての宇宙』です。」と、大粒の涙を流しながらファンへの想いを精一杯伝えた。


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