【ソウル聯合ニュース】韓国国会議員総選挙(定数300、任期4年)の投票が13日午前6時、全国約1万3000カ所の投票所で始まった。投票は午後6時で締め切られ、即日開票される。 午後10時ごろに大勢が判明する見通しだが、接戦が予想される一部の選挙区は14日未明ごろまでもつれる可能性がある。 選挙では小選挙区で253人、比例代表で47人の国会議員が選ばれる。与党セヌリ党が過半数を確保できるかが焦点。選挙結果は任期を2年近く残す朴槿恵(パク・クネ)大統領と与党の求心力、野党各党の行く末を左右するとみられる。 セヌリ党は朴大統領が安定した政権運営を行い、しっかりと国政課題を解決していくために与党の過半数確保が不可欠と訴え、保守層の結集を呼びかけてきた。各種世論調査の結果をみると、現有146議席を超えそうだ。 最大野党「共に民主党」はここ数年の経済低迷の責任が政府与党にあると主張し、支持を訴えている。現有102議席からの上積みを目指すが、党分裂の影響を引きずり苦戦している様子だ。 「共に民主党」から離党した有力議員、安哲秀(アン・チョルス)氏が共同代表を務める「国民の党」は巨大与野党に審判を下すべきだと訴え、支持基盤の全羅道を中心に支持を広げている。院内交渉団体になるために必要な現有20議席を大きく上回る40議席を目標に掲げている。 格差是正などを掲げる革新系の正義党は現有5議席からの躍進を狙う。比例代表で何人当選するかが鍵になりそうだ。 今回の総選挙の結果は来年末の大統領選挙にも影響を及ぼすとみられ、政界の勢力図の変化にも注目が集まる。 中央選挙管理委員会によると、総選挙の有権者は在外国民を含め、4210万398人で、前回(2012年)に比べ4.7%増加した。 csi@yna.co.kr
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