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総選挙大敗で与党代表の責任論必至 大統領選にも打撃=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の国会議員総選挙(定数300)で与党セヌリ党が第1党から転落する大敗を喫したことを受け、同党の金武星(キム・ムソン)代表は大きな打撃を受けることになりそうだ。 与党が16年ぶりに国会で少数派となった責任を負わなければならないためだ。総選挙後に大統領選に向けた活動に軸足を移すことが予想されたが、芳しくない状況だ。 金代表は先月、総選挙の勝敗と関係なく党代表から退く考えを示した。辞意表明については総選挙後、公認候補を選ぶ過程で発生した対立の責任の押し付け合いを避けるとともに、大統領選をにらんだ動きを活発化させるためではないかとの分析が出ていた。 しかし、今回の総選挙の結果で、全く異なる状況を迎えることになった。総選挙大敗に対する責任を負わなければならない状況になったのだ。 特に金代表は朴槿恵(パク・クネ)大統領に近いグループの反発にもかかわらず、公認候補を選ぶ過程で現役の国会議員に有利な方式に固執したが、結果的には敗因になったと指摘されている。すでに朴大統領に近いグループからは、金代表がこだわった方式で多くの現役の国会議員が出馬することになり、新しい政治を求める国民の期待に応えられなかったとの批判が出ている。 さらに、金代表は公認候補選びで、朴大統領に近いグループと激しく対立したほか、ソウルの選挙区2カ所と与党の大票田とされる大邱の選挙区に候補を立てない極端な選択をしたが、これにより責任の追及が強まりかねない。 来年末の次期大統領選の有力候補とされていた金代表だが、総選挙での大敗で大統領選の候補者レースにおいても大きな打撃を受けることになりそうだ。 csi@yna.co.kr