セウォル号沈没で多数の学生を救助し“青いズボンの義人”と呼ばれた男性がまた自殺未遂。
セウォル号沈没で多数の学生を救助し“青いズボンの義人”と呼ばれた男性がまた自殺未遂。
2014年韓国フェリー転覆事故から2年(事故は2014年4月16日発生)。18日、当時、学生約20人を救助し“青いズボンの義人”と呼ばれたキム・ドンス氏(50)が済州(チェジュ)道庁1階で自殺を図った。幸い命に別状はない。

 キム氏はこの日の午後1時25分ごろ、済州道庁1階のロビーで突然、大声を張り上げながら自身の両手首と右腹部を所持していた凶器で傷つけた。キム氏の突発的行動に驚いた警備員や職員が凶器を奪い、救急隊に通報し病院に移送した。

 キム氏は「セウォル号の真相究明もなされず、治療もきちんと施さないこの国」とし、「痛みをなくしてほしい。ウォン・ヒリョン済州知事も何もしなくなっている」と叫んだ。

 2014年の事故当時、室内にいた貨物車記者キム氏は消防ホースなどを利用して学生約20人を救助し、“青いズボンの義人”と呼ばれた。彼は救助過程で負ったけがとPTSD(心的外傷後ストレス障害)で現在も治療を受けている。

 事故以降、持続的にトラウマに襲われるというキム氏は昨年3月、済州市の自宅で、昨年12月にはセウォル号特別調査委員会聴聞会場でも自殺を図っている。

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