国際連合世界食糧計画(WFP)もこれに先立ち発表した報告書で「北朝鮮住民の81%が相変らず栄養不足(inadequate food consumption)に陥っている」と指摘している。
北朝鮮住民の栄養状態がここ数年間で悪化した背景には2年続く日照りで穀物生産量が大大幅に減少したことが原因の一つに選ばれる。国連報告書によると、北朝鮮の昨年の穀物生産量は前年より11%減った506万tに終わった。特に一部地域では生産量が多くて51%ポイントまで減少した。穀物生産量が急減して北朝鮮当局の食糧配給量も大幅に減少したと、アメリカの声(VOA)放送は伝えた。
国際連合食糧農業機関(FAO)によると、北朝鮮当局は去る1~3月、住民1人当たり食糧を1日370g配給した。これは、北朝鮮当局の目標値である573gにも満たないだけでなく、国連の最小推奨量である600gの61%に過ぎない水準だ。これに伴い、国連は今年対北朝鮮事業予算として1億2100万ドル(約130億円)を策定し、この中で最も多い5470万ドル(約60億円)を栄養事業に投じる方針だ。
まず、急性栄養失調となった子供250万人を治療し、妊婦50万人と授乳中の母親に栄養を支援する計画だ。
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