【北京聯合ニュース】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める金ホン均(キム・ホンギュン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長は22日、中国・北京を訪問し、中国首席代表の武大偉・朝鮮半島問題特別代表と会談した。北朝鮮が5回目の核実験を含む新たな挑発行為を行った場合は追加の重大措置を取る必要があるとの意見で一致した。 また、国連安全保障理事会決議を違反する北朝鮮のいかなる挑発行為にも断固として反対するとの立場を確認した。 金氏は会談終了後、記者団に対し「現在の状況では、安保理決議の着実な履行を通じ北の態度を変えさせていくことが何よりも重要だとの認識を共有し、さらに連携を強化することで一致した」と説明した。 北朝鮮が安保理決議採択から2カ月足らずでミサイル発射実験を行ったことついても懸念を共有したと述べた。 北朝鮮が早ければ23日にも核実験を行う可能性があるとの報道もあるが、この部分についての協議が行われたかとの質問には「(核実験の)日時に関する協議を行ったというよりは、北の新たな挑発の可能性があるため、それを念頭に置いて協議した」と答えた。 北京の外交筋のあいだでは、北朝鮮の核実験阻止に向け中国が既に水面下の動きに乗り出したのではないかとの見方も出ている。 韓国政府高官は、中国側が今回の会談で「これまで北に対し新たな挑発や状況悪化を招く行為をしないよう要請してきたが、今後もこうした努力を続けるという立場を明らかにした」と伝えた。 会談では韓米中3カ国による協議の開催も主な議題となった。 金氏は米国首席代表のソン・キム国務省北朝鮮担当特別代表とも同日に会談し、前日の米中首席代表会談を合わせ、「北京で2日間にわたり韓米中連続会談が行われたことになる」と強調した。 金氏は先月18日に北京を訪問した際、韓米中協議の開催を提案し、中国側は前向きな姿勢を示した。 韓国政府高官は「中国はまだ韓米中協議の開催に同意していないが、3カ国が連続会談を行ったことはやや進展があったとみることができる」と述べた。 hjc@yna.co.kr
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