左から米・ブリンケン副長官、斎木昭隆事務次官、韓国・林聖男(イム・ソンナム)次官(提供:news1)
左から米・ブリンケン副長官、斎木昭隆事務次官、韓国・林聖男(イム・ソンナム)次官(提供:news1)
日本、アメリカ、韓国の3カ国が、北朝鮮による5回目の核実験が行われた場合には国連安保理の北朝鮮に対する原油輸出を完全に禁止する内容などを含めた追加制裁決議案の採択を要求することにしたという。

 日米韓は19日、ソウルで外交次官級協議を行い、北朝鮮の核問題に関する対応案を議論した。

 北朝鮮がさらなる核実験をした場合、原油輸出の禁止に加え、北朝鮮国籍の高麗(コリョ)航空旅客機の領空通過禁止も国連安保理の追加制裁決議に含めるよう要求する方針だという。

 国連加盟国に対する北朝鮮への原油輸出と高麗航空旅客機の領空通過禁止要求は、ことし1月に実施した4回目の核実験によってアメリカ主導で行われた北朝鮮制裁決議案の初案に含まれていたが、中国側の反対で最終決議案から除外された。

 これにより、現在の国連安保理の制裁決議は、航空燃料に限ってのみ北朝鮮への輸出を禁止している。

 日米間は、北朝鮮制裁を強化するため、中国やロシアとの協力を模索するつもりで、特に北朝鮮がさらなる核実験を実施した場合、制裁への中国の同意を得る計画だという。


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