Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0
北朝鮮の人権改善 南北統一に極めて重要=韓国統一相
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の洪容杓(ホン・ヨンピョ)長官は25日、ソウル市内で行われた官民合同のセミナーであいさつし、北朝鮮の人権問題について、「人類の普遍的な価値を守るためだけでなく、より幸せな(南北)統一を成し遂げるためにも極めて重要」との認識を示した。 洪長官は「大多数の北の住民は政治的、経済的に人間的な扱いを受けていない」と指摘。「核開発をはじめとする武力増強や住民の生活とは程遠い政治的な行事の準備に集中し、生活の質はさらに疲弊している」と強調した。 その上で、「国際社会は以前から北の住民への人権侵害に対する懸念を示し、改善のために取り組んできた」として、「北は人権への干渉は自主権の侵害だと主張しているが、全人類的な価値である人権は国際社会が共に保護責任を分担するというのが普遍的な認識」と述べた。 一方、統一部によると、洪長官は同日午前、南北会談本部でドイツの連邦参議院(上院)議長兼ザクセン州首相のスタニスラフ・ティリッヒ氏と会談し、ドイツ統一や南北関係などについて意見を交換した。ティリッヒ氏は「最後まで希望を捨てず、統一に向けて努力しなければならない」と呼びかけた。これに対し、洪長官は「国際社会が協力し北が核を放棄するようにすべきだ」とした上で、北朝鮮の核問題をめぐるドイツ政府の協力に謝意を表明した。 kimchiboxs@yna.co.kr