中国人観光客８千人　 来月ソウルで参鶏湯パーティー

【ソウル聯合ニュース】中国人観光客８０００人が韓国料理の参鶏湯（サムゲタン、鶏スープの料理）を味わう大規模なイベントが来月ソウルで開催される。ソウル市が２７日発表した。　イベントはソウル市内を流れる漢江沿いの盤浦漢江公園で、来月６日と１０日の２回に分けて開かれる。　参加者は報奨旅行で韓国を訪問する中国の健康補助食品メーカー、南京中脈科技発展有限公司の社員。各回とも４０００人ずつ参加する。　当日は参鶏湯のほか、ビール、高麗人参酒、キムチも提供され、食後はミニコンサートも開かれる。　コンサートには韓国の歌手、ＧＵＭＭＹ（コミ）、ＬＹｎ（リン）、Ｋ．ｗｉｌｌ（ケイウィル）が出演し、中国でも大ヒットした韓国ドラマ「太陽の末裔（まつえい）」（原題）の挿入歌などを歌う予定だ。　同イベントは、ソウル市が観光活性化に向けた特別対策として企画し、農林畜産食品部、韓国鶏肉協会、韓国観光公社、ソウル地方警察庁などの協力を得た。　メニューの参鶏湯は農林畜産食品部が提案した。参鶏湯は中国人観光客にも人気の料理だが、煩雑な検疫基準のため対中輸出は行われていなかった。　しかし、昨年１０月の韓中首脳会談を機に両国当局が参鶏湯の検疫に関する覚書（ＭＯＵ）を締結し、今年上半期中にも対中輸出が可能になると期待されている。　中国人団体客を対象とした大規模なイベントは３月に仁川の月尾島でも開かれ好評を得た。報奨旅行で訪れた別の中国企業の社員約４５００人が韓国式フライドチキンとビールに舌鼓を打った。 hjc@yna.co.kr