チャン・グンソク の最新ニュースまとめ
2011年11月26日、東京ドームでチャン・グンソクの公演が行なわれた。
子供の頃からの夢だったという東京ドーム。その憧れの場所には4万5千人のファンが詰めかけ、公演は大成功だった。
特に、トークを日本語でやり抜いたところは立派だった。
印象深かったのは、チャン・グンソクがファンに向かって「夢」を語った場面だ。
「夢は大事です。ぼくは毎日、新しい夢を作っています。みなさんもできると思います。毎日心に理念を持ち、夢のためにがんばってください」
夢を叶えたチャン・グンソクが語る言葉。ファンの心に響いたことだろう。
2012年になっても、チャン・グンソクはすぐに来日した。1月21日には、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行なわれた映画『きみはペット』の初日舞台あいさつに登場した。
「今まで記者会見やコンサートでは舞台で挨拶することがあったのですが、映画の舞台挨拶は初めてです。まるで本物の俳優みたいですね(笑)」
ジョークで笑いを誘うチャン・グンソク。彼は今回も通訳をつけず、自分の言葉でファンに語り続けた。
「なぜペットを演じたかというと、正直なところ、お金がなかったからです(笑)。仕方がなかったんですよ(笑)」
サービス精神が旺盛なチャン・グンソク。根っからのエンタティナーなのである。
■あまりの寒さにビックリ
この時期のチャン・グンソクは、ドラマ『ラブレイン』の撮影に没頭していた。『ラブレイン』は1970年代の過去と2012年の現代という二つの時間軸を舞台に繰り広げられる、親子二代にわたる初恋の物語。『冬のソナタ』の演出で有名なユン・ソクホ監督がメガホンを取り、チャン・グンソクとユナ(少女時代)が主演した。2人はそれぞれ二役を演じている。
ユン・ソクホ監督から見て、チャン・グンソクはどんな俳優なのだろうか。名監督がチャン・グンソクについてこう語っている。
「端的に言うならば、鋭敏な俳優ですね。一言ですべてがわかるという理解力が早い俳優なんです。ドラマの中のチャン・グンソク氏は、これまでの彼と別人のようです。それほど、キャラクターをつくりこんでいたのです。期待以上に役になりきっています」
監督が俳優をここまで褒めるのは異例とも言えるほどだった。チャン・グンソクとしても大きな手応えを感じたことだろう。
2月下旬から3月にかけては、北海道の富良野と旭川でロケを行なっている。
チャン・グンソクは寒さに凍えたようだ。
「正直、死ぬかと思いました(笑)。実は、子供のときから寒いのは大嫌いでした。北海道に出発する前から本当に大丈夫かと思って、いろいろなものを準備していました。実際に行ってみると、雪しかないので、びっくりしました(笑)。でも、雪の世界はすごくきれいでした。ユン・ソクホ監督といろいろなことを話しました。『景色は、いいね』と言いながら、美しいところを探しました。2週間くらい撮影していましたので疲れましたが、一緒に頑張っていたスタッフ、共演者とひとつになれました」
ここまで苦労して撮影した『ラブレイン』。韓国では2012年3月から放送が始まったが、視聴率は苦戦した。
それでも日本には史上最高額で版権が販売されたという。チャン・グンソクの人気の賜物であろう。
■まるで違う二役に挑戦
2012年7月24日、『ラブレイン』の日本での地上波初放送を記念する記者会見が東京・フジテレビのマルチシアターで開催された。当日は主演のチャン・グンソク、ユナの2人が登場し、ドラマについて饒舌に語った。
まず、チャン・グンソクはドラマについてこう説明した。
「雨というのは、涙に例えられるのではないでしょうか。うれしさ、喜び、悲しみの涙とも表現できると思います。生きていく上でさまざまな感情を経験します。愛という感情を通じて流す涙というのは、愛の雨にも似ている感じがしました。『ラブレイン』というタイトルが、その意味を表しているのではないかと思います」
さらに、チャン・グンソクは二役を演じた感想を述べた。
「二役は正反対でした。1つの作品の中でまったく違ったキャラクターを演じるという挑戦は、僕にとって大きな意味があると思い、出演を決めました。1970年代の純粋な心を持ったイナという人物は、僕と非常に似通った面がありました。セリフは多くありませんが、眼差しや小さな仕種で表現することができました。そういう意味では演じやすかったですね。逆に僕がこれまでに経験したことがない、プレイボーイの一面を持つジュンという役は、とても難しかったです。内面に秘めた繊細さと大胆な行動様式というものに気を遣いながら演じていました」
こうした説明を聞いていると、チャン・グンソクがいかに二役を自分の手の内に入れて演じ分けていたかがわかる。『ラブレイン』が俳優チャン・グンソクの成長につながる作品であったことは間違いない。
(次回に続く)
文=「ロコレ」編集部
(ロコレ提供)
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