激しく生き抜く決意をしたテギル(写真提供:OSEN)
激しく生き抜く決意をしたテギル(写真提供:OSEN)
韓国SBSで放送中の『テバク』。第5話で、テギルが別人のように生まれ変わる。それもそのはずだ。愛情を注いで育ててくれた父親が、テギルを守るために命を落としているのだ。テギルも今までのようなわけにはいかない。その変身ぶりがドラマを大きく動かす。

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■野人になったテギル

 4月5日に放送された『テバク』の第4話。エンディングが衝撃的だった。テギルの父親が息子を守るために命を落としたのだ。それは壮絶なシーンだった。

 父親によって命を助けられたテギル。第5話以降は、生まれ変わった彼の新しい姿が描かれる。

 ただし、テギルもたやすく生まれ変われたわけではない。そこに至るまでに、死ぬほどの苦しみがあったのだ。

 驚くようなシーンがある。それは、野人のようになったテギルが蛇に必死に食らいついているのだ。極限の状態で、いかにテギルが生き抜こうとしているのかがわかる。

 チャン・グンソクも、体当たりの演技を見せている。“ラブコメの貴公子”が過去の栄光を忘れ、「何でもやる」という覚悟を自らの演技で見せつけている。

「これがあのグンちゃん?」

 そう思わざるをえない。もはや、『美男<イケメン>ですね』や『ラブレイン』を演じていたときの彼ではない。感傷を捨て、チャン・グンソクは自らの俳優魂を燃えたぎらせた。そんな姿を『テバク』の第5話で見ることになるとは驚きだ。


■第5話を境にガラリと変わる

『テバク』の制作陣はこうコメントしている。

「テギルの変身が始まります。何も知らないまま愛されて育ったテギルでしたが、父の死がどんな影響を及ぼすのか。興味深いです」

 さらに、制作陣はこうも言っている。

「チャン・グンソクが体当たりで熱演し、スタッフが息を殺して見たあとで拍手喝采をしました」

 うれしいコメントだ。

 チャン・グンソクが体当たりで熱演したこともそうだが、スタッフが拍手喝采をしたほど演技が素晴らしかったことも特筆すべきことだ。

 チャン・グンソクがスタッフの信頼を得ていることが、制作陣の言葉から十分に感じられる。

 どんなドラマでも、成功するものは俳優陣と制作陣が一体となって息を合わせている。『テバク』も間違いなくそういう作品だ。

 そうであるならば、ドラマが面白くないわけがない。ストーリーが進むにつれて、ますます面白くなるに違いない。

 その転換点になるのが第5話というわけだ。この回を境に、チャン・グンソクが演じるテギルは強靱な精神力を備えた「鬼」となり、自分の父親を殺した宿敵に立ち向かっていく。そんなふうに大変身するチャン・グンソクの演技が第5話から存分に見られる。


(文=「ロコレ」編集部)
(ロコレ提供)

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