テギョン(2PM) の最新ニュースまとめ
■TOEICで満点!
かつて韓流雑誌の編集長をしている当時、日本でデビュー前の「2PM」のインタビュー記事を掲載したことがあった(2009年6月)。そのときに「2PM」は「自分たちだけのカラーが際立っている、そんなグループになりたい」と熱意を語っていた。
その「2PM」の中で、特にテギョンに強烈な印象を持った。
彼は2011年にドラマ『ドリームハイ』に出演した。このドラマは、未熟な若者たちの成長が実感できる「右肩上がり」の作品で面白かった。
主演した4人(キム・スヒョン、ペ・スジ、テギョン、ウヨン)もドラマと同様にその後に大きく成長したのは周知の通り。4人にとって収穫が多い作品だった。
『ドリームハイ』の第1話でテギョンが披露したアクションシーンが秀逸。借金取りに追われるペ・スジを助けるために急に現れて、すばらしい身のこなしを見せた。まさに「強い男」の究極の姿だった。
現実のテギョンはTOEICC(英語力を判定する世界共通のテスト)で990点満点を取った。こちらも、「頭がいい男」の究極だ。
テギョンは、2011年8月4日に『ドリームハイ』の主役陣の1人として東京で記者会見を開いた。そのときには家族愛を強調していた。
「家族の愛が本当に重要です。僕は、家族の応援のおかげでここまで来ることができました」
そう言っていた。
■現役兵にこだわる
実は、テギョンが『ドリームハイ』で扮したチン・グクという役は、父親と不仲だった。その点についてテギョンはこう語った。
「僕自身は父と関係が良くて幸せなので、そこがチン・グクと違うと思いました。彼も父の愛に気づけば、きっと成長できたと思います」
つまり、家族の愛がテギョンの成長を支えていたのである。
彼はアメリカの永住権を持てる立場なので、希望すれば兵役を免除される。外国の永住権を保持していると兵役の対象にならないからだ。
それでも、テギョンは自ら韓国男子の義務を果たしたいと語っている。
ただし、彼には腰の持病があって、最初の徴兵検査で「現役兵ではなく社会服務要員(公益勤務要員)」と判定された。軍務の代替制度として役所などで働くのが社会服務要員であり、普通は喜ぶ人が多い。
テギョンの場合は違った。
彼は現役兵にこだわり、腰の手術を2回も行ない、再度徴兵検査を受けて現役兵の判定を受けている。
誰もが社会服務要員での軍務代替を希望するのに、テギョンはそうしなかった。
彼の生年月日は1988年12月27日である。
兵役専用の年齢計算では今年の1月1日から12月31日までが28歳となる。来年は1月1日から29歳という扱いになる。
なぜ、そうなるのか。根拠を説明しよう。
■語学兵も選択肢の1つ
韓国の兵役法第二条にはこう書いてある。
「兵役義務の履行時期を年齢で表示する場合、○歳からというのはその年齢になる年の1月1日からを、○歳までというのはその年齢になる年の12月31日までを言う」
つまり、誕生日がいつであろうが関係なく、兵役年齢は、1988年生まれが今年1年間は28歳の扱いで、来年は29歳になるのだ。
現役兵にこだわるテギョン。語学兵に志願したらどうだろうか。
今年の志願者は、1988年以降の生まれでなくてはならないが、テギョンは資格に該当している。さらなる資格は、TOEICが900点以上(2年以内)である。
かつて990点満点を取った彼なら今受けても900点以上は堅い。来年は年齢制限で志願できないので、今年中に受けておくことを勧めたい。
選抜試験の一次は書類審査で、合格者は二次審査にまわって英語の翻訳・通訳のテストを受ける。テギョンなら大丈夫だ。
そもそも陸軍の語学兵は、英語、中国語、日本語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語などがあり、前に並べた語学ほど重要。軍事論文や新聞報道を翻訳する仕事が多い。
選ばれるのは語学のエリートばかり。テギョンが英語の語学兵になったら、芸能界にとっても名誉なことになるだろう。
文=康 熙奉〔カン ヒボン〕
(ロコレ提供)
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