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駐韓日本大使 近く交代へ=後任に長嶺外務審議官か
【ソウル聯合ニュース】韓国の外交消息筋は2日、別所浩郎駐韓日本大使が近く交代すると明らかにした。 別所氏は2012年10月に赴任した。次期駐日韓国大使に李俊揆(イ・ジュンギュ)前駐インド大使が内定しており、駐日韓国大使と駐韓日本大使がほぼ同時期に交代する見通しとなった。 別所氏の交代は柳興洙(ユ・フンス)駐日韓国大使と同様、両国が昨年、国交正常化50周年を迎え、朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相がソウルで初の首脳会談を行ったほか、同年末に旧日本軍の慰安婦問題をめぐる合意に達し、関係改善の糸口をつかんだことなどが反映されたとみられる。 別所氏の後任には長嶺安政外務審議官(経済担当)が有力とされる。まだ韓国政府に長嶺氏のアグレマン(事前承認)要請はないという。 長嶺氏は1977年外務省入り。条約局法規課長や国際法局長などを歴任した国際法分野の専門家で、2013年から外務審議官を務め、韓国とのハイレベル経済協議などに日本側の首席代表として出席した。別所氏と同じく外務省の幹部経験者だが、「知韓派」ではなく、国際法と経済分野に精通しているとされる。 慰安婦合意により、両国関係がある程度安定していることを踏まえ、経済協力を重視する布石とみられる。ただ、依然として両国関係の懸案となっている強制徴用被害者の損害賠償訴訟への対応などを考慮した人選との見方もある。