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5月9日午後1時、ウェスティンホテル東京において、チェ・ジウの記者会見が行われた。これは、7月下旬に発売予定、現在エキサイト(http://ent2.excite.co.jp/shopping/jiwoo/)で先行予約受付中の写真集とDVD集<チェ・ジウ トレジャーボックス『Jiwoo Travel in Diary』>日本国内発売を記念したもの。これまでも、韓流スターの写真集は出版されてきたが、女優としては初めてとなる。
この日、チェ・ジウはこれまでとは違うカジュアルな装いで、イメージを一新。新たな魅力を披露した。
-ご挨拶をお願いします
「ヒサシブリニ オメニカカレテ ウレシイデス ソシテ・・・日本に来るたび歓迎していただき、今日もお忙しい中、来てくださってありがとうございます。4月上旬に、アフリカ・カナダ・ニューヨークなどを回って、大変なこともありましたが、皆さんが来てくださったので、苦労が報われました。本当にうれしく思います」
-今回の作品は、5ヶ国8都市を回られたそうですが、それらの国を選んだ理由は?
「私が、子供の頃に映画などで見て憧れていたところで、女優になった今、その夢をかなえようと選びました。今回の写真集、そしてDVD集は日記形式で、過去・現在・未来を表現しています」
-作品についての想いは?
「たくさんの方々が応援してくださるので、いくらかでもそれに応えようと思いました。今回の作品集を作るの間、とても大変でしたが、皆さんへお返ししたい一心でがんばりました」
-フライトは147時間、40日間で各国を回ったそうですか?
「今回の撮影はフライト時間も長く、ほとんど地球を一周したような気がします。大変でしたが、それより、すばらしいスタッフと一緒に仕事ができて、楽しかったですし、とてもいい思い出になったと思います。ローマに着いたときは、ちょうど法王が死去されたということで、1日は私たちも空港で追悼しました。アフリカは宝石のような空と、人々の純粋さが印象に残っています。キューバは、日本でもそうだと思いますが、韓国からも簡単に行けるようなところではないので、絶対、映像集に収めたいと思いました。ニューヨークは、快適な雰囲気を感じられると思います。とにかく、皆さんに見ていただきたいものがたくさんあるので、がんばりました」
-ここはぜひ見てほしい、というところは?
「先ほど私が話した、各国の印象というのが、この質問の答えになると思います。ただ、特にということでしたら、DVDの方には、私の子供の頃から現在までが収められていますので、ぜひ見てほしいと思います」
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<b>トップスターチェ・ジウ“涙の無名時代” </b>
<b>やっと手にした主役の座を3日で奪われる</b>
登山より下山の方が難しいという言葉がある。緩やかな傾斜の山はゆっくり登ってゆっくり下りるものだ。
これは芸能界でも同じ。スターの座に上り詰め、ゆっくり下りる道を選んだ芸能人にはチェ・ジウも含まれる。
去る6日、イ・ビョンホンと共に日本を訪れ、<美しき日々 コンサート>に参加し、5千人のファンから熱狂的に歓迎されたチェ・ジウを見ると、ふっとそんな思いがよぎる。
チェ・ジウの歩みはいつもゆっくりだ。自分の代表作を作り上げるまで長い時間を費やし、ドラマ『冬のソナタ』で韓流が日本列島を沸かせた時も、彼女は先頭に立つことはなかった。チェ・ジウがこのように一歩ずつ遅れる訳は何だろうか。チェ・ジウはゆっくり歩むほど、その人気の寿命が延びることを知っていたからだ。言い換えると、ゆっくりスターの座に上り詰め、その頂上からゆっくり降りようとする意図があるように思われる。このようにチェ・ジウが“抜け目ない(?)”のは、それだけの苦労を味わってきたからである。
彼女の無名時代は、涙の歳月と言っても過言ではない。MBC24期としてタレント生活を始めたが、しっかりした基盤が無かった。他の同期生たちが注目を浴びている時、彼女は脇役で満足しなければならなかった。
そんな彼女に、映画のヒロインという役が与えられた。
映画俳優イ・ギョンヨンがメガホンを取った映画『歸天圖』である。イ・ギョンヨンははじめ、制作者として参加したが、後にメガホンを取るまでになった。
チェ・ジウは、このイ・ギョンヨンがメガホンを取る直前まで、ヒロイン役であった。
ヒロイン役を任せたものの、彼女の演技力を危ぶんだ制作陣は、彼女に一日に原稿用紙20枚分のキャラクター分析と、演技分析をまとめた文を提出するよう注文した。20日間余り、チェ・ジウはこれを根気強くやり抜いた。
しかし、彼女の“ヒロイン”は三日天下で終わった。イ・ギョンヨンがメガホンを取り、他の新人女優に交代させたからである。
当時、チェ・ジウのマネジメントはソン・ソンミン氏が担当しており、彼はイ・ギョンヨンに、「成長していく新芽を摘んではいけません。いつかあなたの方からヒロインになってくれと訪れる日がくるでしょう」と意味深な言葉を残した。
映画会社の廊下で涙を拭っていたチェ・ジウは「いつか見返そう」という言葉で心を癒したという。だが、その“仕返しの日”は簡単には来なかった。MBCのタレントにもかかわらず、プライドを捨て、新人を選抜する<イザベル・アジャーニそっくりさん大会>に出場した。優勝者への映画出演保障という大きな特典が欲しかったからである。
そうして出演した映画が『パク・ボンゴン家出事件』だ。他の出演陣が、会社から支給された車で出退勤する中、チェ・ジウは300万ウォン(約30万円)の中古車を使っていた。エアコンの調子が悪い車だったが、それでもうれしかった。
しかし、そんな気分もそう長く続くものではない。ある時、地方撮影を終えた帰り道で、ひどい雨に降られた。立て続けに故障を起こしていた車は、天安(チョナン)付近の国道で故障し、身動きが取れなくなってしまった。
通る車もない深夜。当時の彼女のマネージャーは、1人で雨の中を走り、近くの街でタクシーを拾った。タクシーで彼女をソウルに送りながら、2人でボロボロ涙を流したという。
そんな涙があったからこそ、彼女の涙の演技は日本列島に感動を与えたのではないだろうか。
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