店頭に並ぶショートケーキ=(聯合ニュース)
店頭に並ぶショートケーキ=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で不況が長期化する中、デザート市場が急成長している。 業界関係者によると、韓国のデザート市場規模は2013年の約3000億ウォン(約278億円)から14年には約8000億ウォンに成長。昨年は前年比90%増となる1兆5000億ウォン程度まで拡大したという。  ユジン投資証券はデザート関連のフランチャイズの増加や日本など海外有名デザートブランドのデパートへの出店などが進み、今年のデザート市場の規模が2兆ウォンを突破するという報告書を出している。 デザート業界は、雇用不安や所得減少により、全般的な消費は減少する一方、個人の満足度が高い商品の消費は進み、デザート市場が拡大すると予想している。日常的な消費は減らすものの生活の質を高める商品を求める若い女性や、容貌に多くの関心を持ち、自身の価値を高める投資に積極的な中年男性が高級なデザートを購入することにより、心理的な安らぎを得ているとの分析だ。 交流サイト「フェイスブック」や、写真共有アプリ「インスタグラム」などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で特別なものを披露したいという若い世代の欲求がデザート市場の活性化に結びついたとの分析や、コーヒーの消費が一般化したことにより、コーヒーと共に消費されるデザートの市場が拡大したとの分析も出ている。 韓国デザートの海外進出も進んでいる。韓国式かき氷で知られるデザート専門店「ソルビン(雪氷)」は中国、タイに続き今月下旬、東京に日本1号店をオープンする。 
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