【東京聯合ニュース】近く離任する予定の韓国の柳興洙(ユ・フンス)駐日大使(78)が17日、日本記者クラブで記者会見した。 柳大使は昨年末の旧日本軍の慰安婦問題をめぐる韓日合意を評価した上で、合意事項が履行された後に最終的かつ不可逆的な解決が達成されるとの見解を示した。 慰安婦被害者を象徴するソウル・日本大使館前の「少女像」については、像の移転が韓日合意での日本の10億円拠出の前提条件ではないと強調した上で、韓国政府が関連団体と協議できる雰囲気がつくられるよう見守ってほしいと呼び掛けた。 柳氏は2014年8月に駐日大使に就任。京都で小学校に通うなど幼年期を日本で過ごしたほか、韓日議員連盟の幹事長、韓日親善協会中央会の理事長を務めた「知日派」として知られる。昨年の韓日首脳会談の実現や慰安婦婦問題をめぐる合意などで関係回復に道筋がついたと判断し、辞任を決めたとされる 柳大使の後任には李俊揆(
イ・ジュンギュ)前駐インド大使が内定している。
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