キム・ヒョンジュンさん=(聯合ニュース)
キム・ヒョンジュンさん=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の歌手で俳優のキム・ヒョンジュンさんが、暴行されて流産したとして訴訟を起こされた元交際相手の女性を告訴したことに関し、ソウル東部地検は24日、女性のキムさんに対する恐喝、詐欺、虚偽告訴、名誉毀損(きそん)について嫌疑はないと判断し、捜査を終了したことを明らかにした。 検察関係者はキムさん側が提示した証拠について、女性に罪があると認めるには十分ではないと判断したと説明した。 昨年7月にキムさん側は、女性がキムさんから暴行されたとして診断書を受け取った病院とは別の病院で「スポーツジムでけがをした」と述べていると主張し、警察に告訴状を提出した。 またキムさん側は、女性が腹部に暴行を受けて流産したと主張したため、これを信じて口外しないことを条件に示談金を渡したが、産婦人科に問い合わせたところ流産がうそであることが分かったとも主張していた。 女性は昨年1月にキムさんの子供を妊娠したと発表。同9月に出産した子供はDNA鑑定の結果、キムさんの実子であることが確認されている。キムさん側の告訴が出産直前だったこともあり、批判の声が上がっていた。 一方、女性はキムさんから精神的な被害を受けたとして昨年4月に約16億ウォン(約1億4000万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしており、現在も進行中だ。 ソウル中央地裁は来月8日、兵役中のキムさんと女性を呼び、非公開で尋問する予定だ。
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