【ソウル聯合ニュース】韓国の次期駐日大使に内定している李俊揆(
イ・ジュンギュ)氏は29日、ソウル市内で開催されたフォーラムで講演し、「今年下半期に日本で韓中日3カ国首脳会談が開かれる予定」とし、会談に合わせて朴槿恵(パク・クネ)大統領がの日本を訪問すると明らかにした。 李氏は朴大統領が日本を訪問する場合、「両国の関係増進のため、非常に大切な機会を提供することになると思う」と説明。「両国の政府だけでなく全ての分野の関係者が力を合わせてしっかり準備し、(朴大統領の)訪日を良い機会とし、韓日関係の改善と発展の画期的な契機になることを期待している」と述べた。 昨年、韓国政府の主導で再開し、定例化に合意した3カ国首脳会談は今年、日本が議長国を務めて開催を推進している。だが、中国が消極的な態度を示しているとされ、開催は確定していない。 李氏はまだ正式に赴任しておらず、公の場で主な懸案である3カ国首脳会談問題について具体的な言及をしたのは異例と受け止められる。 李氏は旧日本軍の慰安婦問題に関しては、「(昨年の両政府の)慰安婦合意の精神に基づいて徹底して履行しがら、両国の政府、国民が関係回復のために努力していかなければならない」との認識を示した。また、「優先課題は損傷した対話ルートを復旧すること」との考えを表明した。 両国の経済協力問題については、「世界で最も売れているサムスンのテレビ、スマートフォンが日本ではほとんど売れていないことは正常ではない」と指摘。「両国市場で相手国の製品のシェアが少なくとも20~30%程度にはなることが自然と思う」と述べた。その上で、相手国の製品が自国に進出することに積極的に協力することを提案した。 今後の抱負については、「日本の国民により近づける大使、日本人の方々に信頼される大使になりたい」と語った。 李氏は駐ニューシーランド大使や駐インド大使などを歴任した。日本側の同意を得て、来週ごろに現地に赴任するとみられる。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0