【ソウル聯合ニュース】韓国政府は1日、新しい駐日大使に李俊揆(
イ・ジュンギュ)前駐インド大使を正式に任命した。李氏は朴槿恵(パク・クネ)大統領から信任状を受け取った。 5月に柳興洙(ユ・フンス)駐日大使の後任に内定した李氏は、このほど日本政府のアグレマン(同意)を得たとされる。 朴大統領の任期が残り約1年半となることから、李氏は現政権で最後の駐日大使になる可能性が高い。来週後半ごろ現地に赴任するとみられる。現政権で初の外交官出身の駐日大使となる。 任務の中では昨年末の旧日本軍慰安婦問題をめぐる合意を履行する業務が最も重要になる見通しだ。 両国は慰安婦問題をめぐり韓国政府が被害者を支援するための財団をつくり、日本政府が財団に10億円を拠出することや被害者の名誉と尊厳の回復、心の傷を癒すための事業に取り組むことなどで合意した。 李氏は最近の講演で「(韓日関係が)望ましい関係まで発展するにはまだ先は長い」と述べたほか、慰安婦問題をめぐる合意を徹底して履行し関係改善のため努力しなければならないと強調した。 李氏は1978年に外務部(現外交部)に入庁し、93年に日本との通商業務などを担当する通商1課長に就任した。96~99年には在日韓国大使館の参事官を務めた。慶応大での研究経験もある。 在外国民問題を担当する在外同胞領事局長や在外同胞領事大使を務めており、在日同胞の懸案調整でも専門性を発揮するものと期待される。駐ニュージランド大使、外交安保研究院長(次官級)も歴任した。
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