【東京聯合ニュース】韓国の李俊揆(
イ・ジュンギュ)駐日大使が8日、東京に赴任した。羽田空港に到着した李大使は記者団に対し「何よりも昨年末に合意した慰安婦問題をめぐる合意を誠実に履行することが非常に重要だ」とした上で、合意の履行を基に政府間だけでなく民間レベルでも両国の多様な協力を進めるため努力する必要があるとの考えを示した。 韓国と米国が同日、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍への配備を正式決定したことについては、「両国政府が長期間にわたり朝鮮半島安保に関して協議した結果」と評価。その上で、朝鮮半島の安保と平和安定に大きく寄与するだろうとの見解を示した。 モンゴルで15、16の両日に開催されるアジア欧州会議(ASEM)首脳会合に合わせ、韓国と日本が首脳会談を調整しているとの報道については「両国が首脳会談をすることに関し、決定していることは何もない」と述べた。その上で、今年下半期に韓中日による3カ国首脳会議が日本で開催される可能性はあるが、現段階では何も決まっていないと伝えた。 李大使は1978年に外務部(現外交部)に入庁し、93年に日本との通商業務などを担当する通商1課長に就任した。慶応大での研究経験もある。96~99年に在日韓国大使館の参事官を務めた。 17年ぶりに日本に赴任した李大使は「韓日両国がさらに親しい友人になり、多様な分野での協力を進め、世界の中でも良い隣国になるよう大使として最善を尽くす」と話した。
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