韓国映画のファイルが入ったメモリーチップを所持していて、北朝鮮当局の取り締まりでつかまった北朝鮮の女子大生が自ら命を絶ったと伝えられた。(提供:news1)
韓国映画のファイルが入ったメモリーチップを所持していて、北朝鮮当局の取り締まりでつかまった北朝鮮の女子大生が自ら命を絶ったと伝えられた。(提供:news1)
韓国映画のファイルが入ったメモリーチップを所持していて、北朝鮮当局の取り締まりでつかまった北朝鮮の女子大生が自ら命を絶ったと伝えられた。

 8日、RFA(自由アジア放送)によると、ことし5月に北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクト)清津(チョンジン)市で自炊生活をしながら清津芸術専門学校声楽科4年生に在学していた23歳の女子学生が、北朝鮮当局の違法映像物検閲で見つかり、調査中にトイレで服毒自殺をしたという。

 これに関して、咸鏡北道の消息筋は「最近まで続いている『109常務』の検閲が、殺伐で度を超えており、恐怖感すら与えている」とし、「女子学生も急な家宅捜索で、韓国映画が保存されたメモリーチップが見つかったことにより、咸鏡北道の保衛部に設置された『109連合指揮部』に連れて行かれ、取り調べ中に自殺したようだ」と述べた。

 「109常務」は、違法映像物の取り締まりを目的として朝鮮労働党と保衛部、検察、保安、人民委員会メンバーで構成された検閲組織だという。

 また他の消息筋は「『109常務』の取り締まりは予告なく行われ、これでつかまると絶対に出て来られないだけでなく、最低10年以上の刑を受けることになる」とし、「処罰を避けられないと思った女子学生が、自分と巻き添えになった友人の被害を防ぐために自殺をしたと見られる」と説明した。

 ことし3月にも「109常務」で取り調べを受けていた40代女性が、調査室5階から飛び降りて死ぬという事件があったとし、「『109常務』につかまると、5cm四方の木格子と鉄線、革ベルトを使った残忍な拷問を受けることになるが、耐えられる者はいない」と述べた。

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