【江陵聯合ニュース】女優
イ・ヨンエの復帰作として注目される韓国ドラマ「師任堂、光の日記」(原題)の放送を控え、ロケ地である韓国北東部の江原道江陵市が観光活性化に向けた取り組みを始める。 同作は韓国の5万ウォン札にも描かれている朝鮮王朝時代の女流画家で学者・李珥(イ・イ)の母、申師任堂(シン・サイムダン)を題材とする。イ・ヨンエが申師任堂と大学講師の2役を演じる。結婚、出産で長らく活動を休止してきたが、「宮廷女官チャングムの誓い」(2003年~04年)以来のドラマ出演となる。俳優ソン・スンホンも共演するなど、また新たな韓流ブームへ期待が高まっている。 このほど約1年かけた撮影が終了した。10月初めから放送予定。昨年11月にロケ現場公開をかねたプロモーションが江陵で開かれた際には、日本や中国など7カ国から報道陣が集まり、関心の高さをうかがわせた。すでに中国など11カ国への販売が決まっている。 江陵市と江陵観光開発公社はドラマによる観光客誘致の効果は大きい期待する。市はこの作品を観光PRとマーケティングに積極的に活用し、日本や中国などから観光客を呼び込みたい考えだ。 ロケに使われた烏竹軒や船橋荘など江陵の観光名所などを取り上げたPR映像の制作を始めた。放送開始前までにドラマをテーマにした旅行商品を企画し、海外の旅行会社と航空会社向けに商品説明会を開く計画だ。 その後も韓流スターを起用したPR映像の制作、ロケ地のPR、申師任堂をモチーフにした観光コンテンツの開発などの事業も推進する。来年にはイ・ヨンエの人気が高い中東にもPR活動の場を広げる。 江陵観光開発公社は「江陵の主要観光地がすべてドラマに登場する。放送開始と同時に多くの観光客が訪れるよう万全の準備をする」と述べた。
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