チャン・グンソク の最新ニュースまとめ
■リミットに近い時期
「東方神起」のユンホは29歳5か月。
「東方神起」のチャンミンは27歳9か月。
「JYJ」のジェジュンは29歳2か月。
「JYJ」のユチョンは29歳2か月。
イ・スンギは29歳1か月。
なんの年齢かというと、それぞれ兵役に行った年齢である。
チャンミンを除けば、みんな29歳になってほどなく兵役に行っている。つまり、それくらいが、延期していた兵役をようやく履行するのに、リミットに近い時期だということなのである。
チャン・グンソクは8月4日で29歳。年上の芸能人たちにならえば、いよいよ兵役入りが現実味を帯びてくる。
■兵役年齢は年末まで29歳
韓国の兵役法に定められている兵役年齢は、一般的な年齢の数え方と違う。普通、韓国では満ではなく数えで年齢を示すのが当たり前だが、兵役年齢は独特の数え方をする。
原則は、「現在年-出生年」で計算する。ここで導き出された年齢が、その年の1月1日から12月31日まで適用されるのだ。
チャン・グンソクの場合は、「現在年(2016年)-出生年(1987年)」となり、今年は1月1日から年末まで兵役年齢が29歳になっている。
このとき、誕生日がいつであるかは関係がない。誕生日が1月であろうが12月であろうが、1987年生まれは、今年はずっと29歳として扱われる。
逆に言うと、チャン・グンソクは来年1月1日から兵役年齢が30歳になる。兵役法には「30歳を超えて入隊を延期できない」という規定があるので、来年は完全に延期の限界となるが、今までの例でいうと、兵役年齢が30歳になるまで延期した芸能人はほとんどいない。なぜなら、制限いっぱいまで延期するのは、「兵役に行きたくない」という印象を強めてしまうからだ。
韓国の芸能界で、イメージを一番そこなうのは愛国心がないと見られてしまうこと。男子の義務である兵役を延期しすぎるのは、イメージを悪くするだけなのである。
そういう意味でも、まだ延期するのに余裕がある29歳のうちに兵役に行ったほうが無難である。
■体当たりの演技を見せた
ことしのチャン・グンソクは実に精力的だった。
2月から6月中旬まではドラマ『テバク』(全24話)の撮影に没頭し、放送が終了すると、7月にはアジアツアーをエネルギッシュに行なっている。8月からは連続してシングルの発売も予定されている。
こうした一連の動きを見ていると、今年の秋の兵役入りというのが、タイミングのうえでは非常にいいように思える。
なんといっても大きいのは、『テバク』で立派に主役を務めあげたことだ。全24話の平均視聴率は9.3%で、最終話の視聴率は10.0%だった。高い数字とは言えないが、『テバク』以前の2作品で低視聴率にあえいだ過去を考えると、『テバク』では一応の成果を出したといえる。
もちろん、もっと高い視聴率をめざしていただろうが、チャン・グンソクにとって不運だったのは、脚本の出来があまり良くなかったことだ。それでも彼の体当たりの演技は視聴者からも高い評価を得ていた。
「今までの自分を捨てて、新しい姿に生まれ変わる」
そう決意して臨んだ『テバク』で、チャン・グンソクは時代劇の主役を全うできることを証明してみせたのだ。このことは大きい。
■兵役はデリケートな問題
兵役によって長き空白期間が生じてしまう場合、俳優としてはインパクトが強い作品を残して芸能界を離れたいものである。
その際、どれくらい余韻を残せるかが大事。その点で、チャン・グンソクは『テバク』という作品を残すことができた。
さらに、アジアツアーで生粋のエンターティナーぶりを発揮した。こうした一連の活動は、兵役入りを間近に控えている身としては及第点をつけられる。
今後の兵役入りの推移は、チャン・グンソク自身が入隊の時期をどのように考えているかで決まってくる。
さらに、新しいドラマのオファーを待つのかどうか。
人気俳優であるかぎり、あらゆるチャンスを考慮するのは当然のことだ。
その一方で、兵役に向けたカウントダウンも始まる。そんな状況で、どんな判断を下すのか。それは、チャン・グンソクがこれから芸能界でどのような存在感を示していこうとしているかによって左右される。
ただし、あまり兵役入りを延ばさないほうがいいと思われる。なぜなら、韓国にいるアンチがネット上で批判を展開しないともかぎらないからだ。
兵役は芸能界でもデリケートな問題。世間の目を気にしながら、兵役入りを考えなければならない時期もある。
■兵役を俳優キャリアのプラスにする
兵役入りに向けたチャン・グンソクの動きを想定してみよう。
時期としてタイミングがいいのは、10月か11月だ。チャン・グンソクも29歳2か月か3か月。年齢的にもちょうどいい。
しかも、『テバク』の主演、アジアツアーをこなした後であり、ある程度の実績を作って兵役入りすることになる。入隊する直前に日本と韓国でファンミを行なってファンに報告する機会を作れれば申し分ないだろう。
ただし、そういう選択をしないで、もう少し芸能活動をプラスしておきたいとなれば、来年の入隊となる。この場合、1か月過ぎるごとに兵役延期の限界が近づいてくるので、切羽詰まってくるのは確かだ。兵役入りが来年になるとしても、なるべく早い入隊を勧めたい。
その兵役の中身だが、陸軍の軍楽隊がチャン・グンソクに一番合っているように思える。今は「東方神起」のユンホや「JYJ」のジェジュンが陸軍の軍楽隊にいるが、チャン・グンソクも希望すれば師団の軍楽隊に入れる可能性が高い。そうなれば、ファンもステージ上のチャン・グンソクを見る機会に恵まれる。
そのあたりはチャン・グンソクも真剣に考えているかもしれない。彼が自分の俳優キャリアにプラスになる最良の選択をすることを願っている。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
(ロコレ提供)
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