本来は6人でグループを組む「超新星」だが、現在はゴニル、ソンモ、グァンス、ジヒョクが兵役中になっている。(写真:韓国陸軍公式サイトより / 写真提供:ロコレ)
本来は6人でグループを組む「超新星」だが、現在はゴニル、ソンモ、グァンス、ジヒョクが兵役中になっている。(写真:韓国陸軍公式サイトより / 写真提供:ロコレ)
本来は6人でグループを組む「超新星」だが、現在はゴニル、ソンモ、グァンス、ジヒョクが兵役中になっている。この4人がすべて兵役を終えて、6人がグループとして活動可能になるのは、2018年の夏か秋になると推定される。

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■それぞれの兵役入り

 「超新星」の中では、ユナクとソンジェがすでに兵役を終えている。この2人がソロ活動を中心に行ないながら、兵役中の4人が戻るのを待つことになる。

 それでは、順に各人の状況を見てみよう。

 ゴニルは4月26日に、第3師団の新兵教育隊に入隊した。ここで5週間の新兵訓練を行ない、6月2日に新兵訓練を終えた。「超新星」の日本公式サイトによると、ゴニルは軍楽隊に配属されたようだ。

 軍楽隊については、後に説明しよう。

 ソンモは、4月28日に論山(ノンサン)にある陸軍訓練所に入隊し、4週間の新兵訓練を受けている。5月27日に陸軍訓練所を退所して、現在はソウル市内の役所で兵役の代替勤務をしているという。

 つまり、社会服務要員になったということだ。


■社会服務要員の業務

 ソンモは社会服務要員になったので、自宅から役所に通っているはずだ。ここが、師団に入って軍務を行なっている現役兵との大きな違いである。

 自宅で寝泊まりできるということは、通常の社会生活とほとんど変わらない。そして、平日は役所に通ってベテランの公務員の補助的な仕事に就くわけだ。

 しかし、あくまでも兵役中であることを絶対に忘れてはいけない。一般の人とは立場が違うのである。そのあたりは、ソンモも十分にわきまえているだろう。

 以上のゴニルやソンモより1か月半ほど遅れて、6月9日に論山の陸軍訓練所に入隊したのがグァンスとジヒョクだった。

 6月9日というのは木曜日だった。陸軍訓練所の場合、木曜日に入る人は、義務警察隊員と社会服務要員が大半だ。これによって、グァンスとジヒョクが現役兵として師団で軍務に就くのではないということがわかった。

 2人が新兵訓練を終えて陸軍訓練所を退所したのは7月7日だった。ジヒョクについては、その後の配属について日本公式サイトで発表されていない(7月15日午後5時現在)。どこかの役所か義務警察に行っていると推定されるのだが……。


■義務警察の任務とは?

 「超新星」の日本公式サイトには、グァンスへの手紙の送付先として、華城(ファソン)市の「戦闘警察隊」が表記されているが、これは正式には「義務警察隊」のことではないだろうか。

 というのは、すでに「戦闘警察隊」は廃止されていて、名称も「義務警察隊」に変わっているからだ。一応、グァンスは義務警察に入ったと推定して、説明を続けてみよう。

 4週間の新兵訓練を終えて義務警察隊員になると、今度は警察で勤務するための教育を専門のセンターで受ける(この教育は原則的に3週間)。それが終了すると、正式に義務警察隊員になる。

 「超新星」の日本公式サイトには、グァンスの手紙の送付先について、「3週間後、送付先が変更になる予定です」という追記がある。つまり、彼は義務警察としての教育を受けている最中であり、それが終わって正式な配属先が決まるということだ。

 なお、義務警察の主な任務は、不足がちな警察官の補充業務である。交番勤務、交通整理、重要な場所での警備などを担う。

 他に、ソウル地方警察庁の中には広報団がある。この広報団は、学校をまわって校内暴力やイジメの撲滅キャンペーンをしたり、警察と民間の交流イベントでパフォーマンスを披露したりする。「超新星」のソンジェは、この広報団に所属して兵役を全うしたのである。さて、グァンスはどういう任務に就くのだろうか。


■音楽的なセンスを磨ける

 ゴニルが軍楽隊員になったとすれば、どのような生活をしているのだろうか。
 同じK-POPのスターでは、「東方神起」のユンホと「JYJ」のジェジュンも軍楽隊に所属している。

 各師団に所属する軍楽隊員は、陸軍兵士であることに変わりはないが、日常の軍務の大半が楽器の練習や行事の出席に費やされる。

 軍楽隊の出番は多い。

 師団内で行なわれる表彰式などの公式行事、殉職者の葬儀、対外的な交流行事などで音楽を吹奏する。また、少人数でグループを組んで、民間との交流イベントに出席する場合も多い。

 K-POPのスターにしてみれば、特技とも言える音楽的な技能を軍隊でも生かせるわけであり、軍楽隊は最適の部隊と思われる。

 なによりも、毎日音楽に触れることで、そのセンスを磨けることが大きい。かならずいい経験になるだろう。


文=康 熙奉(カン ヒボン)
(ロコレ提供)

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