夜になっても気温はなかなか下がらない。漢江沿いで涼を求める市民=10日、ソウル(聯合ニュース)
夜になっても気温はなかなか下がらない。漢江沿いで涼を求める市民=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】世界気象機関(WMO)が今年の地球の気温が過去最高となる見込みだと発表した。韓国でもすでに猛暑の兆しが出ている。 ソウルでは5月20日に今年初めての「猛暑注意報」が出された。これは日中の最高気温が33度以上、熱指数が32度以上の状態が2日以上続くと予測された場合に出される注意報で、初夏に出るのはまれだ。 ソウルでは7月8日と同19日にも同注意報が発令された。今年はすでに3回となっている。 全国の7月1~20日の平均気温は24.3度で、平年を0.5度上回った。 6月の全国の平均気温は22.3度で平年より1.1度高く、1973年以降で3番目に高さだった。同月の降水量は67.4ミリと、過去4番目の少なさ。平年を41%も下回った。 8月も全国的に北太平洋の高気圧の影響が強く、厳しい蒸し暑さが続く見通しだ。気温は平年(25.1度)並みか、それより高い。降水量は平年(274.9ミリ)並み、または上回る見通しだ。第1週が暑さのピークとなり、平均気温は例年(24~26度)より高いと予想される。 9月も全国の平均気温は平年(20.5度)を上回るとみられる。韓国気象庁の関係者は「9月中旬まで暑さが続くだろう」と話している。
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