ソロ歌手に転身したSHINHWAのチョンジン=22日、ソウル(聯合)
ソロ歌手に転身したSHINHWAのチョンジン=22日、ソウル(聯合)
<b>「小学生の頃は歌手やスターではなく、振付師が夢だった。当時はマイケル・ジャクソンのブレイクダンスをよくまねしていた」</b>

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人気グループSHINHWA(神話/シンファ)のチョンジンに、狎鴎亭(アックジョン)のあるカフェで会った。店には数百枚のLPレコードやオールドポップスのDVDが並ぶ。チョンジンは好みの曲をリクエストし、一緒に口ずさむ。「あこがれのスターを見ていると、当時に戻れるような気がする。曲がいいということはそういうことなのかもしれない。悲しみと思い出が一緒になって浮かんでくる」と話すチョンジンの目は、少し潤んでいた。

生まれてすぐに両親が離婚したため、チョンジンは祖母の手で育てられた。小学校4年生の時に父親が再婚したが再び離婚、中学校2年生の頃からは3人目の母親と生活を共にしている。その母親のおかげで4年前に実母と再会したが、その後は一度も会っていない。再婚して幸せになっている実母とその家族に辛い思いをさせたくなかったからだ。「練習生の頃、SHINHWAとしての活動中、どんなに辛くても、実母がいなかった子ども時代に比べれば何でもなかった。いつか歌手になろうと決心したのも、有名になって母を探そうと思ったから」と明かした。

辛い少年時代の経験を乗り越え、チョンジンは高校生の時にHOTのメンバー・カンタの紹介でSMエンターテインメントの練習生となる。1998年から神話のメンバーとして活動を続け、先ごろソロデビューも果たした。「悪がき」「いたずら好き」というイメージがあるチョンジンだが、神話のメンバーたちは「懐が大きく情に厚く、さばさばした性格で、仕事に欲張り」と口をそろえる。バラード歌手に転身した今、1人立ちを目指し努力を重ねている。今後の活動に期待がかかる。


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