中国、韓国の団体旅行客にパスポート原本の提出命令…THAAD配置によるものか＝韓国

今後、中国を旅行する韓国の団体客はビザ発給に向けパスポート原本を駐韓中国大使館に提出しなければならない。

　去る11日、旅行業界によると、中国ビザセンターは来る16日から団体ビザを申請する際、パスポートの原本を提出するよう、各旅行会社に通報した。中国ビザセンターは駐韓中国大使館からビザ発給業務を委託している機関だ。

　これまではパスポートの写本を提出すればよかったが、今後は原本でなければビザ発給が不可能という意味だ。業界によると、韓国人の中国旅行客は90%が団体だ。

　ある旅行会社関係者は「過去にも中国大使館側からパスポート原本を提出するよう通報を受けたことがあった」とし、「明確な理由はなく、韓国政府の高高度ミサイル防衛（THAAD）配置決定によるものなのかは分からない」と述べた。