【ソウル聯合ニュース】米陸軍のミリー参謀総長が17日に韓国を訪問し米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備計画を点検する。韓国陸軍関係者が16日、伝えた。 同関係者はミリー氏が17~19日に韓国を訪問するとした上で、「19日には張駿圭(チャン・ジュンギュ)陸軍参謀総長と面会する予定だ」と明らかにした。 これに先立ち、米陸軍はミリー氏が15~23日に中国、韓国、日本を訪問するとしながら、韓国ではTHAADの在韓米軍配備計画に関する報告を受けると説明した。 昨年8月に陸軍参謀総長に就任したミリー氏が韓国を訪問するのは2回目。中国と日本への訪問は初めてとなる。 ミリー氏が韓国を訪問しTHAADの配備計画に関する報告を受けるのは、米軍のTHAAD配備準備作業が進んでいることを示しているのではないかという見方が出ている。 韓国に配備されるTHAADは米陸軍が管轄する在韓米軍第35防空砲旅団が運用することになる。 先月8日に韓国と米国がTHAADの韓国配備を正式に発表して以降、米軍幹部の訪韓が相次いでいる。 先月末にはファニング米陸軍長官が第35防空砲旅団を訪問しミサイル防衛システムの点検を行った。 今月10、11の両日には米国のミサイル防衛(MD)システムを統括する国防総省ミサイル防衛局(MDA)のシリング局長(海軍中将)が訪韓、韓国軍幹部とTHAAD配備問題を協議した。 さらに、今月9~10日にはブラウン太平洋陸軍司令官(大将)が第35防空砲旅団が所属する在韓米軍第8軍を視察した。
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