イ・ヨンエ の最新ニュースまとめ
■完成度が高い作品
日本で韓国時代劇のブームを作った記念碑的なドラマといえば、それはもちろん『宮廷女官 チャングムの誓い』。その作品で主役を堂々と務めたイ・ヨンエが、久しぶりに『師任堂(サイムダン)、色の日記』でドラマの世界に戻ってくる。
昨年から行なわれていた撮影は、ことしの6月にすべて終えている。
韓国ドラマは通常、放送と並行して撮影されるのが当たり前なのだが、『師任堂(サイムダン)、色の日記』に関しては完全な事前制作。中国との同時放送を可能にするために、そうした制作システムになったのだが、事前制作の場合は作品の完成度が高まることは間違いない。
実際、プレビューを見た人から絶賛が相次いでいる。それほど素晴らしい出来になっているのだ。
■イ・ヨンエは1人2役
ドラマのタイトルにもなっている申師任堂(シン・サイムダン)。朝鮮王朝時代に実在した女性で、「良妻賢母の鑑」と称されるほど尊敬を集めている。実際、韓国最高の高額紙幣「5万ウォン」の肖像画にも採用されている女性だ。
しかし、今までに申師任堂がドラマで取り上げられたことがほとんどない。その人生が波瀾に満ちているわけではないからだ。
それなのに、今回の『師任堂(サイムダン)、色の日記』では果敢に申師任堂を主人公に据えている。
ただし、物語の展開に工夫を凝らしている。
それはどういうことなのか。
実は、イ・ヨンエが1人2役なのである。
演じるのは、歴史上の申師任堂と、現代の大学講師。
まさに、不思議な組み合わせだ。
■すべての女性が共感できる
物語の骨子を見てみよう。現代で活躍する大学講師が偶然に申師任堂の日記を発見。それを読み進めるうちに、驚くような秘密を見つけてしまい、大学講師が自らその秘密に挑んでいくのである。
実にワクワクするような展開だ。
イ・ヨンエはこう語る。
「このドラマでは、過去と現代のそれぞれの女性の生き方が描かれています。そのことに、とても興味を持ちました。おそらく、500年前の申師任堂と今を生きる女性の両方が、同じような悩みを持っていたことでしょう。それを1人2役で描いていくのですから、撮影していても本当に楽しかったです」
様々な大ヒット作に主演してきたイ・ヨンエ。その彼女がここまで語るのだから、『師任堂(サイムダン)、色の日記』は本当に興味深い。
さらに、イ・ヨンエは強調している。
「世界中のすべての女性が共感できるでしょう」
大女優が太鼓判を押す『師任堂(サイムダン)、色の日記』。本当に早く見たい!
文=康 熙奉(カン ヒボン)
【作品情報】
『師任堂(サイムダン)』
主演:イ・ヨンエ『宮廷女官チャングムの誓い』『親切なクムジャさん』、ソン・スンホン『Dr.JIN』『情愛中毒』
演出:ユン・サンホ『太王四神記』『百年の花嫁』
脚本:パク・ウンリョン『アンニョン!コボンシルさん』『二度目のプロポーズ』
制作:グループエイト『宮~Love in Palace』
2016年/韓国/全30話予定/(C)Group Eight
(ロコレ提供)
SBS [師任堂, the Herstory] - ティーザー映像
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