2006年8月19日の韓国デビューから10年を数え、ますます勢いを加速させている韓国出身の5人組グループ「BIGBANG」が、デビュー10周年記念として、7月29、30、31日に大阪・ヤンマースタジアム長居で初の単独スタジアムライブ『BIGBANG 10 THE CONCERT:0 TO.10 IN JAPAN』を開催した。
スタジアム上空を覆っていた雨雲が姿を消し、会場が青空に包まれるなか、ステージ最上段から「BIGBANG」のメンバーが登場! 「大阪Ready!」(G-DORAGON)「10周年 応援ありがとう!」(V.I)とそれぞれが思いを放ち、2009年にリリースされた日本メジャーデビュー曲「MY HEAVEN」からライブはスタート。早速トロッコに乗り込み、スタジアムの上段までビッシリ埋め尽くされた観客を満面の笑みで見渡し、10周年の感謝を込めて早速ひとりひとりとコミュニケーションを楽しむ5人。そして、アリーナ最後尾に設置されたステージにたどり着くと、「WE LIKE 2 PARTY」を披露。続けて「HANDS UP」と新旧のパーティーチューンでさらに会場の温度を上昇させたメンバーは、再びトロッコに乗ってメインステージへ。「みんな手を挙げろ! Make some noise」と炎が燃え盛る中、5万5千人を煽るG-DRAGON。これまで予測不能な演出で観客を驚かせてきた「BIGBANG」であるが、「行くぞー!」と叫んだ瞬間、ステージの高さを超えるウォーターキャノンが!! その膨大な水量にステージ前方のファンはびしょ濡れに。まさに真夏の野外スタジアムならではの演出が飛び出したところで、5人は緩やかなサウンドをバックに自己紹介&あいさつ。
「10年間ずっと『BIGBANG』のリーダー、G-DRAGONです。最後まで盛り上がっていくぞ!」(G-DRAGON)、「おまんたせしましたー。今日は10周年やから、10倍楽しもうぜー! スンリです、よろしくー!」(V.I)、「今日は暑い中、来てくださってありがとうございます。とっても会いたかったです。今日も最後までよろしくお願いします」(T.O.P)、「大きい声、D-LITEです。僕もみなさんと会いたかったです。今日もみなさんのためにプレゼントを準備しました(とポケットの中から指ハートを出す)。今日も盛り上がっていきましょう!」(D-LITE)、「大阪準備できましたか? 今日、楽しんでいきましょう!」(SOL)
そして、恒例の「Are you ready~say,na na na na~」のコール&レスポンスから「BAD BOY」「LOSER」とミドルチューンを立て続けに披露し、会場に心地よい風がもたらされた。
「BIGBANG」初のユニットとなったGD&T.O.Pが「HIGH HIGH」でステージをセグウェイに乗りながら暴れまわると、GD X TAEYANGは「GOOD BOY」で息の揃ったダンスをステージ左右にわかれて披露。異なるヒップホップサウンドで5万5千人を盛り上げ、T.O.Pにバトンタッチにした。
「『BIGBANG』という名前で10年間活動して築き上げたものの結晶が今日ここ、ヤンマースタジアム長居だと思います。ここに立つまでにいろいろなことがありましたが、それらを乗り越えられたのは、ここにいるメンバーとファンのみなさんの力がなかったら絶対できないことだったと思います。いまだにデビューした時の記憶を鮮明に覚えています。一年一年みなさんと一緒に年を重ねながらいつも素敵な思い出と記憶を一緒に作っていきたいです。いつも言いますが、初心を忘れずに頑張りますので、これからも『BIGBANG』のことをよろしくお願いします」。リーダーらしくG-DRAGONは10年間の感謝と10年後の未来を約束した。「僕たち『BIGBANG』のことを10年間、日本でデビューしてから7年間たくさん応援して下さって誠にありがとうございます。これからも僕たち5人はファンのみなさんを楽しませるために一生懸命頑張っていきたいと思います。今日、10周年記念ライブ、みなさんとのお祝い一生忘れません。これからも『BIGBANG』のことをよろしくお願いしまーす!」とV.Iとともに5人は深々と頭を下げた。「最後まで全力で、うわぁーっといきましょう!」と、再びギアを入れ替え、ラストスパート! 5万5千人の大合唱がこだまするなか「BANG BANG BANG」、「BIGBANG」を不動の地位に追い仕上げた「FANTASTIC BABY」で最大の熱量を記録し、最新曲「SOBER」で本編は終了。