潘基文氏、ノーベル賞受賞のサントス大統領に「平和のためにずっと努力」を要請。
潘基文氏、ノーベル賞受賞のサントス大統領に「平和のためにずっと努力」を要請。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が去る7日(現地時間)、コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領(65)のノーベル平和賞受賞に関連し「コロンビアは過去には戻れない」と内戦の完全な終息のためにずっと努力してほしいと促した。

 AFP通信によると潘氏はこの日、サントス大統領が去る2日の国民投票で平和協定が否決された状況でもノーベル平和賞受賞者に選ばれたことに対して「危機の瞬間に出てきたこの特別な決定は、コロンビア国民に激励と希望を与えるだろう」としながら、このように話した。

 潘氏はまた、「今回の受賞は平和のために努めてきたコロンビア革命軍(FARC)やコロンビア政府軍に非常に時期適切なメッセージ」とし、「コロンビア平和協定が国際社会にインスピレーションを与えることを願う」と述べた。

 ノーベル委員会はサントス大統領の受賞背景について「国民投票は否決されたが、これはコロンビア国民が平和に反対するという意でない」とし、「コロンビアの平和、和解、正義のために努力するすべてを促すためのもの」と説明した。

 コロンビアでは52年間の内戦で26万人が犠牲となり、600万人以上の故郷に帰れない人や4万5000人の行方不明者が発生した。


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