日本の幕藩体制(地方分権)は権力が分散され、それぞれの分野で一番になることを可能にしましたが、韓国のような中央集権体制が続いた社会では、トップから底辺までピラミット型で秩序立っていますので、より良い位置に上るためには絶えず上を目指して「人間的成長」(自己変革)をしながら「身分上昇」し、序列を一つでも上げなければなりません。ある韓国論の本に韓国人は「ランキング好き」と書いてありましたが、このような歴史的背景があるからだと思われます。韓国の中学一年生の話を耳にしたことがありますが、「前期の成績は全校で十九番だったので、後期はトップテンに入るために頑張る」と机に向かいました。その中一の学生は早朝から夕方までビッチリ学校で勉強し、さらに夕方六時から夜十時まで塾に通っているそうです。
文=権 鎔大(ゴン ヨンデ)
出典=『あなたは本当に「韓国」を知っている?』(著者/権鎔大 発行/駿河台出版社)
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