【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は26日、親友の女性、崔順実(チェ・スンシル)氏に朴大統領の演説草稿など機密資料が提供され、大企業に資金を出させて設立した財団を崔氏が私物化していたなどの疑惑を受け、与党セヌリ党が国政全般の刷新を求めたことに対し、熟考中だと答えた。 朴大統領は同日午後、セヌリ党の李貞鉉(
イ・ジョンヒョン)代表に電話をかけ「党最高委員会の立場を聞いた。今回の事態の深刻さを十分認識している」とした上で、刷新要求について熟考していると述べた。 李代表は国会で開かれた緊急議員総会で、朴大統領との通話内容をセヌリ党所属議員に報告した。 セヌリ党最高委員会は同日午前、緊急懇談会を開き、青瓦台(大統領府)首席秘書官や内閣の大々的な刷新などを朴大統領に求めることで意見をまとめた。懇談会に出席した金在原(
キム・ジェウォン)政務首席秘書官が朴大統領に同党の要求を伝えた。 セヌリ党は、朴大統領が前日開いた記者会見で崔氏をめぐる疑惑について国民に謝罪したが、謝罪だけでは十分でないとみて、関連人物に対する聖域のない捜査と処罰も求めた。 朴大統領が与党指導部の国政刷新の要求に対し熟考中だと答えたため、青瓦台人事の断行や内閣改造が具体化するとの見方も出ており、結論が注目される。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0