ソン・シギョン の最新ニュースまとめ
ソン・シギョンは、2001年デビューから「みちで~on the road~」、「僕にくる道」をはじめ、人気ドラマ「応答せよ1997」や「星から来たあなた」のOST等、彼の楽曲は様々な世代から支持され続けている。最近ではバラエティ番組や料理番組に出演し、国民から絶大な好感度を誇るマルチタレント。
日本では、昨年、約10年ぶりとなる日本オリジナルベスト・アルバム「ソン・シギョン ベストバラード」をリリース。ことし3月に毎年韓国で行われている年末コンサートの日本オリジナルバージョンを大阪、東京で再現するコンサートを開催した。
デビュー16周年を迎えた夜を東京・Zepp Tokyoで共に過ごそうと集まったファンで会場はいっぱいになった。
暗転するとパープルのペンライトの光で会場が染まり、アコースティックギターの音色の中ソン・シギョンが登場!大きな拍手と歓声が上がり、中島みゆきの「糸」でファンミーティングはスタートした。最近、日本語の勉強を頑張っているというソン・シギョンは、日本語のイントネーション、発音も完ぺきで、張りのある声に、一曲目から、ファンは、うっとり聴き惚れた。
歓迎の拍手が鳴りやむと、一曲目の「糸」について「前回のコンサートで初めて歌いましたけど、歌詞がとっても綺麗で、まるで、僕と皆さんの話みたいで、もう一度皆さんに歌ってあげたくて…」と歌に続き、またもやファンをうっとりさせた。
「さっきの曲の歌詞にも“幸せ”という単語が出てきましたが、(歌詞を引用して)逢うべき糸に出逢えることを人は幸せ…と。そして、共に過ごすこの時間を幸せと呼べるよう、今日僕たち一緒に温かい時間すごしたいと思います」と今日の意気込みを語った。
二曲目は、おなじみの「みちで~on the road~」。ソン・シギョンがマイクを向ければ、一緒に歌うのが当然といった様子で、会場にファンの合唱が響く。
温かな雰囲気の会場に、今度は「家族のような」と紹介された、ファンにはお馴染みのジェリーフィッシュ音楽事業部理事ユ・ヨヌク氏が通訳として登場。お笑いコンビのような2人の絶妙な掛け合いのトークがスタートした。
まずは事前にファンに「今日来た理由と、誰と一緒にきたのか?なぜその人と来たのか?」という質問の答えが書かれた付箋紙が貼られたボードがステージに登場。
二人で付箋をチェックしていると、「ユさんにも会いに来た」というのも、多かったようで、その中の一つは「もちろん、シギョンさんに会いに来ましたが、ユさんとの話も聞きに来ました。今日は一人です。ユさんデートして下さい」というユ氏へのアピール。
「どこにいらっしゃいますか?」と探し出し、ユ氏に自己紹介をさせるなど「公演後に楽屋に来てあいさつしたら?女性からアプローチされてるのに、無視するのも男としてねえ~」とユーモアたっぷりに二人のキューピッド役を買って出るソン・シギョン。
ユ氏が出てくるまでは、すべて日本語で通していたが、ユ氏とのテンポの早いトークでは、時々日本語を織り交ぜて、韓国語で気楽に話すソン・シギョン。
去年から、本格的に日本語の勉強を始め「スタッフとの日本語での会話も、全部(ソン・シギョンに)わかってしまうので、逆にスタッフが、『不便になりましたね』と言っていた」との裏話も飛び出し、「気をつけてね」としらっと言うソン・シギョンに会場は爆笑。
一人で来たと書いてある付箋紙も多く、「一人でいらした方?」と聞くと、思ったよりたくさんの人が手を挙げるので、早々に「わかりました~」と申し訳なさそうな二人…。
そして「韓国でもコンサートに一人でいらっしゃる女性の方が多いんですよ」と韓国でも同じ状況だと話すと会場から感心した声が漏れる。「でも、いつか誰かに会うでしょうね」「そうだね」、「今日だよ。ほら!」とソン・シギョンが、さっきユ氏にアプローチした女性の話へ持って行くと、会場からも再度ユ氏と彼女へ激励の拍手が送られた。
恥ずかしそうなユ氏は、「事前にみなさんにアンケートをいただいたものを」と次のコーナーへ振る。
「あなたの小さな悩み」というテーマの事前アンケートでは、「ドラマ『太陽の末裔』に、はまりすぎ、今ソン・ジュンギモードに。ずっとソン・シギョン一筋だったのに、ソン・シギョンのファンミーティングなのに、ソン・ジュンギモードから抜け出せない」というお悩みが。「(ソン・ジュンギって)誰ですか?」と知らないふりをしたり、「負けたくないけど、中国でも大ヒットだし」と観念したふりをしたり、しまいには「ソン・ジュンギ、スキャンダル出てないのかな?犬を足で蹴るのを見た人がいるけど?」と、デマも飛び出すほど。さらに「(僕の)ファンを奪っていくってどう思います?」とお茶目に嫉妬の炎を燃やし、会場を沸かした。
そんなソン・シギョンも、韓国のコンサートのために「太陽の末裔」のパロディを撮ったという話になり、ソン・ジュンギを真似て軍服にサングラスで颯爽と歩くソン・シギョンがスクリーンに映ると、本人は「全然違います」と言うが、笑い半分、羨望の眼差し半分で、見入っているファンたち。そして、この話の絞めは「韓国には、好きになってあげるという表現があって、それは、ファンの皆さんが決めることだから。僕は、もっと愛されるために努力するだけのこと」とかっこよく決めた。
次のお悩みは、会場のファンみんなが知りたがっていた「年末にコンサートあるかな?」というもの。「ないです!毎年やってきたが、いつものホールが工事中。新曲もないのにコンサートばかりでは、詐欺みたい(笑)」とジョークでかわし、「コンサートは幸せだけど、テレビ番組も一番多い時は7つあり、玉のない銃で戦争してるみたいだった」と多忙な様子を詩的に表現し、「もう少し待って頂けたら、良い公演が」とファンに期待を持たせた。
客席とステージの垣根を感じさせないトークで楽しんだ後は、再びライブへ。
ここからは、一人で全て日本語のトークに。次の曲の紹介では「いつも来年は、ぜひ新曲をと言っていて、ことしはその約束が守れてうれしいです。キーが高すぎて、作曲家の人に文句言いたかったけど、それが僕自身だから我慢しました(笑)」とまずは笑わせてから、大阪で、はじめて、今日二回目だという新曲「優しく、さよなら」と、大好きな曲だという玉置浩二の「メロディ」を歌い、会場を酔わせた。
映像が終わり、ジャケットとネクタイの衣装から、セーターとコートに着替え、「ならいいのに」を歌いながら、ソン・シギョンが再登場。「チョウルテンデ」の歌詞は、いつものようにファンが歌い、会場はより一層一体感が増す。
ユ氏も再登場し、もう一つの事前アンケート「ことしが終わるまでにやってみたいこと」コーナーへ。「シギョンさんが、いつ結婚するかわからないけど、抱きしめてあげたいです。その状況になったら、恥ずかしくてできないと思うけど」という回答にソン・シギョンは「なんで?どんなハグを求めてるかな?」とユ氏とあれこれハグを試しにやって見せて、会場を笑いに包んだ。
イベントも終盤。本日初披露の(カン・スンウォンさんの曲)「アンドロメダ」の歌詞の解説をしてから、「女優のチョン・ユミさんと一緒に歌った曲ですが、今日は、僕一人で歌ってみます」と宇宙の彼方へも、届きそうな透明感ある歌声を響かせた。
三曲目である日本語カバー曲、秦基博の「ひまわりの約束」も、完ぺきな日本語の発音で歌い切った。
最後のあいさつでは「公演が始まる時、幸せと言えるように、皆さんと一緒に温かい時間を作って行きたいと言いましたが、幸せですか?」と問いかけると大きな拍手で応えたファンたち。「歌った僕も幸せでした」と最後の曲へつなげた。
アコースティックギターの音色に乗せて「カムサハムニダ(ありがとうございました)」とソン・シギョンの感謝の言葉に、会場は感動の歓声と拍手がいつまでも鳴り止まなかった。再度ステージに姿を見せ、「久しぶりのステージで楽しかったです。来月後輩に書いてあげた曲も発表されます。もっと良い曲をたくさん作って、心を込めて歌います。また来ます」との約束にこの日一番の拍手が湧き起った。
デビュー曲「僕に来る道」が終わると、ステージから降り、ファンの間に一緒に座り、写真撮影を行った。至近距離に興奮冷めやらぬファンへ「もう二曲歌います!」とダブルアンコール宣言。「ああ、愛」と「最後なのに『はじめ』という歌を歌います」と笑いを取って、優しく、伸びやかな歌声でファンを魅了した。
最後は、投げキッスのプレゼントで、イベントを締めくくった。
癒される歌声はデビュー15年を経て、円熟味を増している。新しい試み、曲作りへの意欲を見せ、再会の約束してくれたソン・シギョン。これからの活動を、要チェックだ。
[MV] Sung Si Kyung, Jung Yumi _ Andromeda
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