【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入などの疑惑を捜査中の検察特別捜査本部は17日、崔容疑者の起訴が予想される今週末までに朴大統領への聴取を行うことは事実上難しいとの見方を示した。遅くとも18日までには朴大統領への聴取を行う必要があるとの立場を取ってきたが、朴大統領側が「明日(18日)聴取に応じる」と表明しない限り、今週中に朴大統領への聴取を行うのは不可能とみられる。 捜査本部関係者は「拘留期限が間近に迫る崔容疑者を20日には起訴しなければならない」としながら、18日には聴取したいとする立場をあらためて示した。聴取が崔氏の起訴後の来週以降になる可能性については否定的な反応を示した。 検察は朴大統領について対面で聴取する方針を定め、当初は16日までに聴取を行うべきだとしていた。だが、朴大統領の弁護士に選任された柳栄夏(
ユ・ヨンハ)氏は15日の記者会見で、弁論の準備などに時間が必要だとして聴取の先送りを訴えた。 これを受け、捜査本部関係者は16日、「最大限譲歩するなら金曜日(18日)までは可能だと(大統領側に)伝える予定だ」と述べていた。 捜査本部関係者は「朴大統領側が17日午後に立場を明らかにすると話しているため、状況を見守る」と話した。
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